こんにちは!ライターのYokoです!
約20年前から徐々に勢いを増してきた「パワースポット」ブーム。2018年に改訂された『広辞苑』第7版にも、ついに新語として登録されましたね。
特にスピリチュアルに造詣が深くなくても、「パワースポット」というワードはごく日常的に使われるようになっていますが、その正しい意味や効果について、あなたはご存知ですか?
今回は、「パワースポット」の定義や種類、得られる効果などについて解説します!
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目次
パワースポットの定義と意味
「パワースポット」とは本来、地球上の特に大地が持つエネルギーの強い場所のことです。自然豊かで磁気が強く、鉱物や巨石があったり、泉が湧いていたりする場所で「エネルギースポット」と言うこともあります。
アメリカ合衆国の「セドナ」、オーストラリアの「エアーズロック」が有名ですね。ハワイ島もそれにあたります。また、温泉などもパワースポットです。
一方、神様や仏様が祀られている場所、聖人とゆかりがあったり、言い伝えのある場所も「パワースポット」と呼ばれていますが、こちらは土地そのものに力があったわけではないので、「スピリチュアルスポット」というのが正しいです。神聖なる場所、祈りの場所です。
また、風水によるインテリアや、浄化の盛塩などで、後から波動を上げた場所というのも、ある意味「パワースポット」です。
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パワースポットの効果
では、パワースポットやスピリチュアルスポットを訪れることによって得られる効果とは、どんなものでしょうか。
それは、その人がもともと持っているエネルギーや、訪れたときのエネルギーの状態などによって、様々です。
パワースポットを訪れたときに、身体が温かくなったり、力がみなぎったように感じる場合は、自分の持っているエネルギーとパワースポットのエネルギーが共鳴して増幅している状態です。まさにパワーアップしているのです。
逆にひんやりと涼しく感じたり、気持ちが清々しくなる場合は、パワースポットのエネルギーによって浄化されている状態です。おはらいされているのと同じです。
その他には、包まれるような安心感があったり、癒しやリラックスの効果を感じることもあります。
また、神社などを訪れる場合、そこに祀(まつ)られている神様によってどんなご利益があるのかが変わってきます。自分が参拝しようとしている神社に祀られている神様について、事前に調べてから行くと良いでしょう。
パワースポットの種類
各所に点在しているパワースポットですが、大きく分けて6種類あります。
1.大自然に囲まれている場所
森林や滝などがあり、マイナスイオンが大量に発生している場所。日本では鹿児島県の屋久島や茨城県の袋田の滝など。
2.霊山
山岳信仰の対象となった山。富士山・白山・立山は日本三大霊山と言われています。
3.温泉、湧き水、火山など
地中からの物質が湧き出ているところ。熊本の阿蘇山、ハワイのキラウェア火山など。
4.電磁場のあるところ
ゼロ磁場で有名な長野県の分杭峠など。
5.龍穴
大地のエネルギーがある場所を「龍脈」と呼びますが、「龍穴」はそのエネルギーが収束し、噴き出る場所とされています。日本では龍穴にあたる場所には神社などが多くあります。日光東照宮、伊勢神宮なども龍穴スポットです。また、天皇がお住まいになっている皇居は富士山から流れ出る龍脈の帰結する場所に建っており、日本最強の龍穴スポットでもあります。
6.神社・仏閣
神様が祀られているスピリチュアルスポットであると同時に、龍穴のような土地のエネルギーが高いところに建てられているものも多いです。
以上のように大別されていますが、特に日本では自然の多い場所で龍穴スポットでもある場所に神社が建っている、というように、複数の種類が混合されてパワースポットになっていることが多くあります。
パワースポットに行くときのマナー
昨今のパワースポットブームで、神社仏閣への参拝客が急増したようですが、信仰を伴わず、単にブームに乗じて訪れ、お参りもせずに写真を撮るだけ、という人も多くいるようです。
今回はこれだけは押さえておきたい、ごく一般的な神社の参拝のマナー8つを紹介したいと思います。
1.鳥居をくぐる前に一礼する
鳥居は神域に入る門、つまり結界の入り口となります。必ず一礼してからくぐりましょう。
2.参道の真ん中は歩かない
参道の真ん中は神様が通る道です。端を歩きましょう。
3.参拝前には手水舎で手と口を清める
神様に会う前に、身についた穢(けが)れをはらいます。清めの作法は、まず右手で柄杓(ひしゃく)を取り左手を洗い、柄杓を左手に持ち替えて右手を洗います。もう一度右手に柄杓を持ち、左手に水を受けて口をすすぎ、左手を洗います。最後に柄杓を立てて、残った水で柄を清め、元に戻します。間違っても柄杓に直接口をつけることだけはしないようにしましょう。
4.散策する前に、まずは神様にご挨拶を
あちらこちら散策したり写真を撮りたくなるかもしれませんが、まずは神様にご挨拶するのが礼儀です。よその家に行って、家主に挨拶をせずに、家を見て回るようなことはしないですよね。
5.神前でも真ん中には立たない
参道でのマナーと同じく、神前でも真ん中に立つことは避けます。
6.お賽銭は投げない
お賽銭の額については諸説あるので省きますが、投げ入れるのは失礼にあたります。お賽銭箱のふちからそっと滑らすように入れましょう。
7.鈴を静かに鳴らし、二礼二拍手一礼
鈴を大きく派手にガラガラと鳴らす人がいますが、みっともないのでやめましょう。お参りは一般的には二礼二拍手一礼ですが、参拝する神社によっても多少違いがあるので、事前に調べておくと良いでしょう。
8.お願いする前に感謝を
お願いごとを伝える前に、日ごろの感謝を述べましょう。また叶えたい夢や希望は、神様に叶えてもらおうという他力ではなく、叶えるために自分が行動するのでお見守りください、とお願いするようにしましょう。
まとめ
今回はパワースポットの定義や種類、その効果や神社の参拝方法についてご紹介しました。
・パワースポットとは地球上に点在する、大地の持つエネルギーの強い場所のこと。神社仏閣などは本来スピリチュアルスポットというのが正しい。
・パワースポットを訪れることによって得られる効果は、その場所によって、また自分の持っているエネルギーの状態によっても変わってくる。エネルギーが増幅したり、浄化されたり、癒されたりと感じかたは様々。
・パワースポットの種類は大きく6つに分けられるが、特に日本ではいくつかの種類が混合されている場所の方が多い。
・パワースポットは神聖な場所。穢すことのないようにマナーを守って参拝しよう。
いくらパワースポットとは言っても、訪れた人全てが必ず良いパワーを得られるわけではありません。
昨今のブームで様々な人が訪れるようになり、現状うまくいっていない、ついていない、体調が悪いといった、ネガティブエネルギーを持っている人もたくさん集まってきます。
人によっては、そういった人々の発する気の影響を受けてしまう場合もあります。パワースポットに行くときは、なるべく人の少ない早朝に訪れたり、日ごろから感謝の気持ちを持って、波動を高く保っておくように心掛けておくと良いですね。
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