こんにちは、ライターのぽんたです。
冬になると恋しくなる足湯。足を温めるだけで全身も温かくなってとってもいいですよね。
私は、冬の寒い時期に寝ようとすると、入浴後にもかかわらず、足が冷えてしまってなかなか寝付けないことがあります。そんなときは、寝る前にお風呂場の洗面器にお湯を入れ、即席の足湯をします。そうすると、さっきまで冷たかった足が温まって、ようやく安心して眠りに付くことができます。
体の末端ゆえに、冷えやすい足。足を温めるだけで、ポカポカしますが、足湯の効能や効果にはどんなものがあるのでしょうか?そもそも、足を温めることと体には、どんな関係があるのでしょうか?
今回は、そんな足湯について調べてみました。
スポンサーリンク
目次
足湯の効能と効果
足が冷えていると、どのようなことが起こるのでしょうか?
【足の血行が悪いとどうなる?】
デスクワークなど、長時間同じ姿勢を続けると、足が冷えてしまいますよね。すると、血液だけでなく体の中を流れる老廃物や水分も滞りがちになり、うまく排出されなくなってしまいます。これらがむくみの原因となります。
しかも血流が悪いと、冷える→むくむ→さらに冷える→さらにむくむ、の悪循環に陥ってしまいます。
また、ふくらはぎなどの足の部分を「第二の心臓」と呼ぶのを聞いたことがありませんか?これらは、血液の循環機能において、ポンプ機能を果たす重要な場所なのです。他にも足の裏だと、ツボマッサージでもおなじみ、たくさんの神経が集中しています。
足は心臓から遠く、低い位置にあるからこそ、ポンプ機能が足りていないと、冷えやむくみを引き起こしてしまうのです。最も冷えやすいゆえに、温めることで全身の血流もよくなるのです。
【足湯で血行を促進する効能や効果は?】
具体的にどんな効能や効果があるのでしょうか?順に紹介します。
1.むくみ、冷えが改善される
下半身の血流がよくなると、むくみの原因である「余分な水分」「老廃物」も流れていき、冷えも解消されます。余計なものが流れていくので、デトックス効果もあります。
2.自律神経が整う
血流がよくなり、全身も温かくなり、副交感神経が優位に働くようになります。リラックス状態ですね。眠りにつきやすくなります。なお、体が冷えた状態では、血管が収縮しており、交感神経の方が優位に働く、緊張状態になっています。
3.肝機能が向上する
血流がよくなり体が温まったところで、さらに「肝臓の機能も元気」にしてくれます。
肝臓は、体の熱を作る場所でもあります。足湯で体が温まると、肝臓の負担が減るので、肝機能も向上する、ということになります。すると「アルブミン」と呼ばれるたんぱく質が、肝臓で作られるようになり、細胞内の水分代謝機能もよくなるのです。腎機能も向上し、利尿作用もよくなりますよ。
このように、足湯は冷えやむくみの解消、血行促進に効果的なのです。
スポンサーリンク
足湯のおすすめの方法
足湯の方法を紹介します。自分に合った方法でお試しください。
◆足湯で用意するもの
・腰をかける椅子
・38~42度ぐらいのお湯(入浴と同じ温度。じんわり汗をかく程度)
・差し湯用のお湯
・足を拭くためのタオル
・靴下かレッグウォーマー
◆足湯の時間は?
約10分~20分間です。お風呂と同じで、食後1~2時間以内はさけましょう。寝る約30分前にすると、リラックスして眠れますよ。
◆足湯のお湯の量や順番など
深いバケツや桶なら、ふくらはぎの半分ぐらいまでお湯を注ぎます。椅子に座り、バケツの中に足を入れます。お湯が冷めてきたら、差し湯でつぎ足します。足湯の最中、本を読むなどすると「ながら足湯」を楽しめますよ。また、足だけでなく手を浸けると、早く体が温まるようです。
ポイントですが、足湯の終わりに足に冷水をかけましょう。血管を収縮させるので、保温効果がありますよ。終わったら、しっかり水分を拭き取るようにしましょう。また、大事な神経や血管などが足首に集中しているので、足首を回すとさらにいいですよ。片足につき内側20回以上、外側20回以上です。
完了したら、靴下やレッグウォーマーで保温し、水分補給もしておきましょう。
◆さらに足湯を楽しもう
次のものを足すと、さらに足湯を楽しめますよ。
・緑茶をいれて消臭効果
・花びらをまいて雰囲気を演出
・炭酸水の刺激で血行促進
こちらの動画では、自宅でできる簡単なアロマの足湯が紹介されています。ちなみに、足湯以外に簡単なフェイスパックの作り方も紹介されていますよ。
【自宅でできるアロマ足湯| C CHANNEL DIY】
◆足湯の注意点
きちんと衛生管理がされた温泉では問題ありませんが、循環式の浴槽などだと「レジオネラ属菌」が繁殖することがあり、注意が必要です。
免疫力が落ちて体調が優れないときは、温泉などの公共の場ではなく、自宅の足湯で済ませるようにしましょう。
足湯のメリット
足湯をすると、体に嬉しいメリットがいくつかあります。
◆美容と健康
足湯で冷えが解消されることで、新陳代謝の機能が上がりダイエットにも妊活にもいいといわれています。顔のくすみ、くまの解消にも役立ちます。
◆眠りにつきやすくなる
「足湯の効能と効果」の項目で先述したように、副交感神経が優位になるので、眠りにつきやすくなります。
◆病気の予防
老廃物が排出されるようになるので、血管のつまり(むくみ)が原因の病気(心筋梗塞、脳梗塞)の予防、改善にもつながります。
また、副交感神経がオンになると、リンパ球の一つ、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活発になり、免疫力が向上します。NK細胞は、がん細胞に対して高い免疫力があります。
◆お風呂に入れないときの味方
お風呂に入れないときや、夏場で入浴よりもシャワーだけにしたいときなど、手軽に済ませたいときにも、足湯はおすすめです。特に足は汗をかきやすく、臭いを放ちやすいので、足湯をしておくだけでも心持ちが違いますよ。
また、高齢者などで通常の入浴が困難な方にも、足湯の血行促進の効能で内臓機能を元気にしてくれます。足の関節も柔らかくしてくれるので、転倒予防にもいいといわれています。
まとめ
・足湯の効能と効果について紹介しました
・ふくらはぎなどを温めることで、血行促進の効果がある
・血行がよくなると、自律神経が整うなど
・足湯のおすすめの方法について紹介しました
・約10分~20分間行い、寝る前の30分前にするとリラックスして眠れる
・足湯にアロマオイル、入浴剤を入れるなどすると、さらに足湯を楽しめる
・足湯のメリットについて紹介しました
・冷えが解消されることで、美容と健康に役立つ
・老廃物が排出されるので、病気の予防に役立つなど
足湯をするだけで、様々な効果や効能に期待できることがわかりました。
今まで「足を温めてくれる」という認識のみでしたが、自律神経を整えて、病気などを解消してくれる可能性があるとは知りませんでした。自律神経と病気は関係のあることなので、毎日足湯を続けていると、もしかするとそれだけで医者いらずになるのでは…?とも思うようになりました。
足湯は自宅でもできますし、温泉の観光地や、サービスエリアなどの公共の場でもできる場所がありますよ。足をお湯に浸けるだけの健康法なので、ぜひ気軽にお試しください。
スポンサーリンク