こんにちは!ライターのmarieです。
節約や時短に便利な電子レンジ。わたしもよく使っています。自炊するときに電子レンジで下茹でしたり、自炊が面倒くさいときは冷凍食品を温めたりしています。
料理する人にとっても、しない人にとっても便利な家電ですよね。
いろんな機能があり、使い方も分かりやすい電子レンジですが、正しい使い方をしないと危険な家電でもあります。間違った使い方をすると、火傷や食材の破裂、火災などを引き起こしてしまいます。
今回は、電子レンジの正しい使い方を解説いたします。仕組みをしっかり理解して、正しく上手に使っていきましょう!
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目次
電子レンジの仕組み
電子レンジには、マグネトロンというマイクロ波を出す装置があります。このマイクロ波で、食材の中にある、水の分子を振動させて、その摩擦熱で食材を温めます。
イラストを使って分かりやすく解説されている動画を見つけましたので、ご覧ください。
【【3分】 電子レンジで食品を温める原理】
水の分子は、マイクロ波の向きと同じ方向に動きます。これを利用し、マイクロ波の向きを高速で変えることによって振動させているのですが、電子レンジのマイクロ波の周波数は2.45GHz(ギガヘルツ)。
これは、1秒間に24億5千万回も方向を変えるということです。ものすごい速さで振動させているのが分かりますね!
その速さのおかげで、短い時間で食材を温めることができるのです。
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電子レンジに金属を入れてはダメ!
簡単で便利な電子レンジですが、使い方を間違えると危険です。中でも怖いのが、金属を入れてしまうことです。
なぜダメなのか、どのような危険があるのか、解説いたします。
【電子レンジに金属を入れてはダメな理由】
金属には、自由に動き回る電子がたくさんあります。そのため、電気がよく伝わります。
ある程度の厚みがあれば電子の動きにも耐えられます。ですが薄いものだと、動き回る電子に耐えられなくなり、加熱されるスピードも早くなります。そして気付いた時には発火してしまっているのです。
動き回った電子が飛び出して、稲妻が走ることもあります。その稲妻によって、電子レンジ自体の金属が溶けて、故障することもあります。
【電子レンジに入れると危険なもの】
金属性のスプーン、フォーク、金属の装飾がある食器、アルミホイル。
スプーンやフォークを電子レンジに入れると、弾けるような音が出ることもあります。
アルミホイルも稲妻が飛んで、発火する原因になります。アルミホイルは料理するときによく使うものなので、うっかりそのまま電子レンジに入れてしまわないよう注意してくださいね。
食器も、装飾に金属が使われてないか確認しましょう。変な音がしたり、稲妻が見えたときはすぐに電子レンジの使用をやめてくださいね。
電子レンジNGな食材
金属だけでなく、食材にも電子レンジNGのものがあります。
【通気性の悪い殻や膜があるもの】
たまご、ソーセージ、明太子、栗、ぎんなんなど。
電子レンジを使うと、食材の内部から温まります。そして、温められた内部の水分は100℃以上の水蒸気になります。このとき通気性の悪い殻や膜に覆われていると、中の圧力が一気に増して破裂することがあります。
このような食材を温めるときは、殻をむくか、食材に穴を開けましょう。爪楊枝やフォークで何か所かプスプス刺すだけで大丈夫ですよ。
たまごは殻から出すだけでなく、白身と黄身どちらにも数か所の穴を開けてから加熱してくださいね。
そして加熱するときは、長時間加熱しないよう注意してください。破裂する可能性があるときは、食材の様子を見ながら、数回に分けて少しずつ加熱していきましょう。
また、長時間加熱して破裂しなかったとしても、取り出してから時間差で破裂することもあります。食べようと箸を入れたり、切り分けようとしたときに破裂するので、とても危険です。
加熱が終わってもすぐには取り出さず、しばらくそのまま置いておくと安心です。
【液状のもの】
お味噌汁、カレー、パスタソースなど。とろみのあるもの。
液体は、全体が均一に温まりやすく、温度も上がりやすいです。見た目では分からなくても、かなり高温になっていることがあります。
この状態のときに、外部から刺激を与えると突然沸騰します。これを「突沸」といいます。
これらの食材も、加熱が終わったら少しおいてから取り出すようにしましょう。
オート機能を使うのも危険です。
わたしは以前、コーヒーを温めるときに間違えてオート機能を使ってしまいました。いつもは「飲み物」というボタンを押して温めていたので、「いつもより時間が長いな」と思って電子レンジを覗いたときには、コップからコーヒーが盛り上がり溢れてしまいました…。
すぐに止めて、コップを取り出そうとしましたが熱くて持てず、溢れたコーヒーも熱すぎて拭くこともできませんでした。それくらい高温になっていたのです。
液状のものを温めるときも、少しずつ温めるのが安全ですね。専用のボタンや温度設定できるボタンがある場合は、それを使いましょう。
コンビニの電子レンジの性能について
コンビニの電子レンジは、温まるのがすごく早いですよね。家庭用の電子レンジとは、どのような違いがあるのでしょうか。
まず電源ですが、家庭用の2倍の200vを使用しています。出力も、家庭用は500~1,000wなのに対し、コンビニの電子レンジは1,500~3,000wもあります。
でも使い方はとてもシンプルです。
例えばですが、1番のボタンはお弁当、2番のボタンはおにぎり、というふうに少ないアクションで素早く温められるようになっています。
お客さんを待たせないような特徴がいくつもあるんですね。
ちなみにお値段は20万程だそうです。
まとめ
電子レンジの仕組み
・マグネトロンという装置からマイクロ波を出す
・食材の水の分子を振動させて、摩擦熱で加熱
電子レンジに金属を入れると
・金属の電子の動きが速くなり飛び出す
・稲妻が走ったり、変な音がしたり、発火する
電子レンジNGな食材
・通気性の悪い殻や膜があるもの
・とろみのある液状のもの
コンビニの電子レンジの性能
・電源は家庭用の電子レンジの2倍
・出力は1,500~3,000w
・ボタンは少なく、シンプルに使えて、素早く温められる
加熱したときは大丈夫でも、そのあと刺激を与えると破裂したり沸騰したりするなんて知りませんでしたし、とても怖いなと思いました。
間違った使い方は、食材をダメにするだけでなく電子レンジの故障にも繋がりますし、火が出るととても危険です。便利な家電なので、正しく上手に使っていきたいですね。
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