こんにちは!ライターのmarieです。
わたしは虫が苦手なのですが、その中でも一番怖いのがスズメバチです。スズメバチは、刺されると死に至ることもある危険なハチです。もし、あなたの家の近くでスズメバチの巣を見つけてしまったら、どうしますか?
わたしは以前、ベランダにハチの巣を見つけたことがありました。スズメバチの巣ではなく、サイズも小さい巣でしたが、それでも怖くて、自分ではどうすることもできませんでした。近所の方が気付いて駆除もしてくださったので被害は何もありませんでしたが、何もできなかった自分に不安を感じました。
そこで今回はスズメバチの巣を駆除する方法を調べました。とても危険なスズメバチを駆除するには、しっかりとした準備や正しい手順が必要です。どのような危険があるのか、刺されたときの対処法なども合わせて紹介いたします!
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目次
スズメバチの巣を駆除する方法
スズメバチの巣を駆除するのは、とても危険な作業です。できるだけ専門の業者に頼むようにしましょう。
こちらの動画をご覧ください。
【実録! 「でかいッ!」 特大スズメバチの巣駆除in 京都】
こんなに大きくなるなんて驚きです!プロの方だからこそ出来る作業だなと、改めて感じました。
「ここまで大きくないし、自分で駆除したい」という方はしっかりと準備をした上で行うようにしましょう。用意するもの、手順などを調べましたので、参考にしてください。
●用意するもの
防護服、ハチ駆除剤、毒吸引器、大きな虫取り網、ゴミ袋
防護服は必ず着用してください。刺されると死に至る危険性があります。また、万が一刺されてしまったときに備え、毒吸引器も用意しておくと安心です。
ハチ駆除剤は多めに用意しましょう。作業の途中でなくなると、駆除しきれていないハチが興奮状態のまま放置されることになり、とても危険です。
また、先ほどの動画にもあった、大きな虫取り網やゴミ袋もあると便利です。
●駆除するのに適した時間帯
スズメバチの巣を駆除するときは、何時ごろやるかも重要なポイントです。
明るい時間帯は、働き蜂がエサを集めに行っているので、全てのハチを駆除することが難しいです。駆除したとしても、働きに出ていたスズメバチが戻ってきたとき、巣があった場所を飛び回り危険です。
スズメバチの巣の駆除は、働き蜂も巣に戻ってきている夕方以降に行うと良いでしょう。
●駆除の手順
まず、スズメバチの巣の出入り口を確認します。1つしかないことがほとんどですが、まれに複数ある場合もありますので注意してください。確認できたら、全ての出入り口にテープを貼ったり布を詰めたりして、スズメバチが出てこないように塞ぎます。
次に、スズメバチの巣の上部や側面に小さな穴を開けます。そこから駆除剤を注入し、巣全体にも薬剤を散布します。離れた場所から薬剤を散布できる、専用の長いノズルも様々な種類のものが売られていますので、スズメバチの巣ができた場所に合わせて選べますよ。
巣の中からスズメバチの羽音が聞こえなくなるまで、駆除剤の注文、薬剤の散布を続けます。羽音が完全に無くなったのを確認できたら巣を壊しながら撤去します。この時、もしかしたらまだ生きているスズメバチがいるかもしれません。すぐ手に取れる位置に駆除剤を準備しておきましょう。
巣を撤去したあと、飛び回るスズメバチを見つけたら広角噴射できるスプレータイプの駆除剤で狙い撃ちします。このときも防護服は必ず着用してくださいね!
また、置いておくだけで、巣に戻ってきたスズメバチを駆除できる粘着板などの商品もあります。ぶら下げるタイプもありますので、チェックしてみてください。
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スズメバチの危険性と刺されたときの対処法
スズメバチは他のハチに比べて、とても危険なハチです。その危険性と、刺されてしまったときの対処法を紹介いたします。
スズメバチは、ハチの中でも比較的サイズが大きく、性格も攻撃的なものが多いです。それは、スズメバチが女王蜂を中心とした社会を作っているからです。女王蜂を守るためなら、大型の動物にも攻撃する性質を持っているのです。
また、針にも特徴があります。ミツバチも刺してきますが、ミツバチの針は一度刺すと抜けてしまいます。しかも、針が抜けるときに内蔵ごとちぎれてしまうので、刺したミツバチは死んでしまいます。逆にいうと、それくらい追い込まれたときでないと、刺してくる可能性は低いです。
しかし、スズメバチの針は何度でも刺すことができます。攻撃的な性格なので、毒液がなくなるまで何度も何度も刺してきます。さらに、刺さなくても針の先端から毒液を飛ばしてくるものもいて、それが目に入ると失明する可能性も。
そんな危険なスズメバチですが、たまたま近づいてしまった人間をいきなり襲うことは少ないです。襲う前に威嚇をしてくるので、次のような行動に気付いたときは速やかにその場から離れましょう。
・人間にまとわりついて飛ぶ
・空中で停止
・カチカチと音を立てて威嚇
次に刺されてしまったときの対処法を紹介いたします。
●応急処置
毒吸引器を使って毒を体内から出します。毒吸引器がないときは、傷口を強く絞って出します。このとき口で吸いだすと口の中に傷があった場合、そこから毒が入るので危険です。
また、流水ですすぐのも効果的です。毒を洗い流すと同時に、患部を冷やすことで痛みや腫れを和らげることもできます。
それから虫刺され用の薬(抗ヒスタミン成分を含むステロイド系の軟膏)があれば塗り、濡れたタオルなどを巻いて冷やしながら病院へ行きましょう。
●アナフィラキシー症状の疑いがある場合
一度ハチに刺された経験のある人が再び刺されると、アナフィラキシーショックを発症する可能性があります。また、一度に何か所も刺された場合も発症することがあります。発症から30分以内に処置できるかどうかが重要です。
呼吸困難、動悸、吐き気、めまい、全身のしびれなどの症状がある場合は、すぐに救急車を呼びましょう。エピペンというアドレナリン自己注射薬があれば注射してください。救急車が来るまでは、足を15~30cm高くした姿勢で安静にして待ちます。
他のハチの巣との比較
スズメバチの巣には、分かりやすい特徴があります。
まず形ですが、あなたは「ハチの巣」と聞いてパッと思い浮かべるのはどんな形ですか?シャワーヘッドのような形を思い浮かべる方も多いと思いますが、スズメバチの巣はボール状でマーブル模様をしています。大きさも、他のハチの巣より大きく10~40cm。さらに大きいものだと1mを超えるものもあります。
巣を作る場所もハチによって異なります。例えば、アシナガバチは開放的な軒下やベランダを好み、ミツバチは床下や天井裏などの閉鎖的な空間を好みます。
ですが、スズメバチは閉鎖空間、開放空間、土の中など様々です。基本的には、雨風をしのげる場所を好みますが、スズメバチにもキイロスズメバチやクロスズメバチなど種類があり、その種類によって巣を作る場所が違います。
まとめ
スズメバチの巣を駆除するときは、必ず防護服を着用し、駆除剤は多めに準備します。スズメバチの巣は巨大なものもありますので、自分で駆除するのが難しいと感じたときはプロの方に頼みましょう。
スズメバチは攻撃的な性格な上に、針自体も何度も刺せる構造をしています。ですが、刺す前に威嚇してくるので、威嚇されたら速やかにその場を離れてください。
刺されてしまったときは、できるだけ早く体内から毒を出し、薬がある場合は塗ります。患部を冷やし、応急処置が済んだら病院へ行きましょう。
アナフィラキシーの症状が出た場合は、命に関わりますのですぐに救急車を呼んでください。
スズメバチの巣には、大きさや形に分かりやすい特徴があります。見つけた場合は、近くにスズメバチが飛んでいる可能性もありますので注意してくださいね。そして今回紹介した方法で、素早く安全に駆除してくださいね!
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