こんにちは、お肉大好きライターの音庭です。ご存知の通り、お肉の楽しみ方って数多くありますよね。豪快に焼いたステーキやバーベキューなどでみんなでワイワイ好きなお肉を焼いて食べるのもたまりませんが、あなたどんな食べ方が一番好きでしょうか?
ここではそんな色々あるお肉の調理法から「しゃぶしゃぶ」と「すき焼き」についてをピックアップしてご紹介していきたいと思います。どちらも日本人なら一度は食べたことがある楽しみ方ですが、そんな2つの料理の人気対決やヘルシーさを比べてみました。
さらにはしゃぶしゃぶやすき焼きについての歴史やおススメの〆料理などを見ていきますのでお肉好きには必見の内容です!
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目次
人気があるのはどっち?
さて、果たして2つの人気鍋料理ですがどちらがより人気があるのでしょうか?いくつかのサイトや意見をまとめてみましたが、結果は「ややすき焼き派が多い」ということになりました。しかし割合は僅差で、実際のところはほぼ互角といったところでしょうか。2つの料理に対しての意見を見てみましょう。
○中高年からの支持率の高さですき焼きに軍配
中高年以上の方々から熱烈な支持を受けたのがすき焼きでした。年齢を重ねると味の濃いものを敬遠しがちかと思いきやそうではないようですね。理由としての声をいくつかご紹介します。
・最後に卵とご飯を絡めた〆が最高
・白菜や豆腐など色々な具材が食べられるから
どうやらこうした声に後押しをされての結果のようですね。少し昔の「牛肉=ご馳走」というイメージの名残りを感じます。
○女性からの高い支持しゃぶしゃぶ
一方、女性や比較的に若年層からの支持が多かったのがしゃぶしゃぶです。こちらもいくつか理由を見ていきます。
・牛肉のばら肉でもあっさりとしていて罪悪感なく食べられる
・レタスしゃぶしゃぶがとにかく美味しい
どちらかというとカロリーを気にした意見が多かったように思われますが、最近増えてきたバリエーションの多さも人気の理由かもしれませんね。
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ヘルシーなのはどっち?
まずなんとなくのイメージですが、しゃぶしゃぶの方がカロリー低めという意識を持っている方が多いと思います。しかし、実際のところはどうでしょうか?ここでは2つの料理の基本的な一人前の数字で見ていきたいと思います。
○すき焼きのカロリー
牛肉を使用して一人前の鍋で計算した場合およそ850~900kcal
○しゃぶしゃぶのカロリー
牛肉(ばら肉)を使用して一人前の鍋で計算した場合およそ750kcal前後
豚肉を使用して一人前の鍋で計算した場合およそ550~600kcal
こうした結果となりましたがいかがでしょうか?もう少ししゃぶしゃぶとすき焼きのカロリーには差があってもよさそうな感じでしたが、意外にもそこまでのカロリーの開きはないように思えますね。
やはり豚肉を使うとカロリーが減りますので、豚しゃぶであればカロリー低めで野菜を多く摂ればヘルシーかと思います。
しゃぶしゃぶとは?
一般的に広く知られているしゃぶしゃぶとは適温の出汁が張られた中にお肉や野菜をくぐらせて火を通した料理ですが、そもそもの定義やルーツはどんなものかご存知ですか?しゃぶしゃぶの歴史を紐解きながら、しゃぶしゃぶに合う人気のおススメの〆料理なども見ていきましょう
○しゃぶしゃぶの定義やルーツ
まず一番古いところから見ていくと、モンゴル帝国フビライハーンの時代(1200年代)までさかのぼり、羊肉をお湯で熱して食べていたことを起源とする場合もあるようです。
日本においては1950年代に大阪の料理屋が商標登録を「肉のしゃぶしゃぶ」として取得していて、その頃から全国各地で同時多発的に人気が出てきたのが現在のしゃぶしゃぶのようです。
厳密な定義はなく、出汁を張った鍋に具材をくぐらせてポン酢かゴマだれで食べるのが一般的とされています。
具材も全国によって異なり、北海道や海岸側の地域では蟹などの魚介類が好まれていたり、牛肉のところもあれば豚肉のところもあるようです。他にもふぐやタコといったものもあります。
最近では鯛しゃぶやブリしゃぶに代表される魚を使ったしゃぶしゃぶの専門店も人気のようですね。しゃぶしゃぶでのおススメの食べ方などこちらを参考に楽しんでみてください。
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○しゃぶしゃぶおススメの〆
しゃぶしゃぶのつけダレといえばポン酢が欠かせないですが、まずそのポン酢にたっぷりのゴマを加えます。そして、豚しゃぶをやったあとの鍋に中華麺をサッと入れてつけ麺感覚で食べるのが豚しゃぶのおススメ〆料理です。
また、魚系のしゃぶしゃぶのあとであればやはり雑炊が外せません。ポイントはご飯を入れたあとに海苔を散らして少し蒸すこと。そうすることで磯の香りが魚からの出汁と合わさって最高の〆雑炊の出来上がりとなります。
すき焼きとは?
次にすき焼きの定義とルーツ、その歴史を見ていきましょう。
○すき焼きのルーツと歴史
古くは江戸時代からあったとされるすき焼きですが元々は農耕具である「鍬(すき)」を鉄板代わりにして魚や野菜に火を通して食べていたことからすき焼きという言葉が生まれたとされています。
基本的には日本で獣肉が一般的に食べられるようになったのは幕末から明治の始め頃、鎖国が終わり文明開化の流れの中で海外の食生活が入ってきたことが要因となります。
その頃に現在の牛肉を使ったすき焼きが誕生し、庶民の間にも広がっていきました。
○すき焼きの定義
すき焼きも厳密な定義はありませんが、基本的にはしょうゆと砂糖で味付けされた鍋の総称を「すき焼き」と呼びます。牛肉が一般的ですが、地方によっては「カニすき」や「鶏すき」などが普通とされるところもあります。
○すき焼きおススメの〆
一般的なのはお米やうどんを入れて残った汁の旨味を吸ったものが多いと思いますが、少し一手間加えて絶品〆料理を作りましょう。
冷ご飯とカットしてあるトマト缶を鍋に入れて、一煮たちさえたら最後にチーズを振り掛けます。これだけで美味しい「すき焼きトマトリゾット」が完成しますのでぜひお試しあれ。
しゃぶしゃぶとすき焼きは同じ肉でもOK?
しゃぶしゃぶとすき焼きは基本的には同じ肉を使って大丈夫ですが、加熱時間がやはりしゃぶしゃぶの方が少し短くはなると思うのでなるべく薄い肉でしゃぶしゃぶは楽しんだ方がいいと言えます。
また、すき焼きだと「鶏すき」などがありますが加熱処理の観点からこちらはあまりしゃぶしゃぶには向かないかもしれません。
まとめ
しゃぶしゃぶとすき焼きという二大人気鍋を見てきましたが、やはり甲乙つけがたいですね。日本ではすき焼きの方が歴史が長いことが分かりましたが、しゃぶしゃぶも現在独自の路線で人気を上げているようです。
色々と新しい〆料理も紹介されてきていますので、さらにしゃぶしゃぶとすき焼きを楽しめそうですね。鍋料理というと冬のイメージですが、この2つに関しては通年いつでも食べたい鍋料理といえるでしょう。
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