こんにちは、ライターのmarieです。
恥ずかしながら、わたしはおならをしたくなる回数が多いです。「今は絶対だめ…!」というときに限って、おならが出そうになります。
もちろん、なんとか頑張って絶対におならを出さないようにしていますが。
「我慢すると体に良くない」ということも、なんとなく聞いたことはあります。でも、だからといって他人の前で出来るものでもないですよね。トイレに行ける環境であればいいですが、バスや電車での通勤・通学中、授業中や会議中など、難しい場面もいっぱいあります。
体には良くないかもしれない…。でも、おならをしてしまうことの恥ずかしさのほうが勝ってしまい、結局毎回我慢してしまうのです。そして、お腹が痛くなることもしばしば。
そんな生活はもう辛いので、今回はおならについて調べてみました。
おならは臭いものだと思っていましたが、それにはちゃんと原因がありました。おならの回数が多い原因も分かりました。
それぞれの対策や、我慢するとどうなってしまうのかも合わせて紹介いたします。
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目次
おならが臭い原因と対策
おならが臭い原因は、腸内環境にあります。
腸には、善玉菌と悪玉菌がいます。
善玉菌の数が悪玉菌より多い人は腸内環境が良く、おならもあまり臭くありません。
逆に悪玉菌の方が多い人は、おならが臭くなってしまいます。
食べ物を腸で分解するときにガスが発生します。それがおならの元です。
そのとき悪玉菌が多いと、食べ物を腐敗させて分解してしまいます。腐敗した食べ物からは、アンモニア・スカトール・硫化水素・インドールなどの腐敗臭を持ったガスが発生します。これが臭いおならの原因です。
反対に善玉菌が多いと、腐敗ではなく、食べ物を発酵させて分解します。このときに発生するガスは二酸化炭素やメタンなど、ほとんど臭いがないものです。
では、悪玉菌はどのようにして増えるのでしょうか?
悪玉菌は、偏った食生活やストレスによる消化不良が原因で増えます。
栄養が充分に摂れていなかったり、強いストレスを感じていたりすると、胃酸の分泌量が減ってしまいます。
そうすると、本来は胃で消化されるはずだった食べ物が、そのまま腸に流れてしまい、善玉菌だけで分解することが難しくなってしまいます。そこで、悪玉菌を増やしてスピードを上げるのです。
また、お肉のたんぱく質も悪玉菌のエサになります。それだけでなく、消化しにくい食べ物なので便にもなりにくく、なかなか体の外に出て行ってくれません。そのため、腐敗がどんどん進んでしまい、臭いおならの原因にもなっています。
対策としては、善玉菌を増やすこと、便通を良くすることが大切です。
乳酸菌やビフィズス菌が含まれているヨーグルトは、腸内環境を整えてくれます。腸が1番活発になる夜、寝る前に摂るとさらに効果的です。
便通を良くするには、やっぱり食物繊維や水分の摂取が大切です。
お肉のたんぱく質が悪玉菌のエサになるように、食物繊維は善玉菌のエサになります。また水分を吸収して便通を良くしてくれるので、腐敗が進む前に体の外に出すことができます。
どちらも毎日続けることで、少しずつですが確実に腸内環境を整え、おならの臭いを改善してくれますよ。
善玉菌と悪玉菌に関しましては、こちらで更に詳しく書いています。
[blogcard url=”https://gimon666.com/archives/216″]
よかったら参考にして下さい。
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おならを我慢すると危険!
おならを我慢すると、どのような危険があるのでしょうか。
わたし自身の体験では、お腹が痛くなるくらいでしたが…。
おならを我慢していると、溜まったガスが腸を圧迫します。それだけでなく、近くにある膵臓などの臓器へも負担がかかってしまい、お腹が痛くなってしまうのです。
ただ単に「お腹が痛い」と思っていましたが、他の臓器にまで悪影響を及ぼしていたなんて驚きました。
さらに、腸に溜めきれなくなったガスは、腸壁をすり抜けて、血液中へと溶け込んでいきます。体全体にまわって、体臭が酷くなります。
臭いの成分が多い場合は、肺にも溶けだして息も臭くなってしまいます。
周りの人に不快な思いをさせないようにおならを我慢していたのに、体臭や息を臭くする原因になっていたとは、とてもショックでした。
ですが、これらはまだマシなほうで、次のような病気を引き起こす原因にもなってしまいます。
・肝機能障害…肝臓に悪い影響を与える成分が、肝臓に流れ込む
・婦人病…腸の機能低下するため
また、増え過ぎた腸内の悪玉菌を追い出すために、免疫過剰になってアレルギーになりやすくなることもあります。
命に関わるような病気になってしまう可能性もあるなんて、おならを我慢することの怖さを改めて感じました。
おならの回数を減らす方法
臭いの対策や、我慢することの危険性は分かりましたが、それでも人前でおならをする勇気はなかなか出ません。臭いだけでなく、音も嫌ですもんね。
でも、おならの回数を減らす方法がありました。
「わたしはこういう体質なんだ…」と諦めていましたが、ちゃんと原因があったんです。
おならは、腸で食べ物を消化したときに出るガスだと先ほど書きましたが、それは1割程度だそうです。
おならのほとんどが、実は口から入ってきた空気だったんです。
呼吸での空気ではなく、食べ物や飲み物と一緒に空気も飲み込んでいたのです。
わたしは食べることが大好きなので、結構ガツガツと勢いよく食べてしまいます。そういう人ほど、食事のときに空気も一緒に飲み込んでいます。
また、ガムを噛んでいるときや炭酸飲料も、空気を多く飲み込んでしまう原因になります。
おならの回数を減らすには、
・ガムや炭酸飲料を取り過ぎない
これからは、この2点に気を付けて食べたいと思います。
そして食べ物だけでなく、精神的な原因もあります。
ストレスや不安などによって自律神経が乱れ、「過敏性腸症候群」になってしまうのです。脳と腸は、同じ神経が多くあり、自律神経で繋がっています。ストレスを感じると、それが腸にも伝わって運動異常を起こしてしまいます。
逆も同じで、腸の不調も脳にストレスを与えます。この悪循環を断ち切らないと、過敏性腸症候群になってしまいます。ガスがたまりやすいのも、過敏性腸症候群の症状のひとつです。
そして、ストレスを感じると無意識に歯を食いしばってしまう人もいます。そうすると、唾液の分泌が増え、それを飲み込むときに空気も一緒に飲み込んでいるのです。
これらは、真面目な人ほどなりやすいそうです。でも性格を変えるのもストレスをなくすことも、簡単なことではありませんよね。
いきなりなくそうとせず、まずは「どうやってこの症状と上手に付き合っていくか」くらいに考えているほうが、治りが早くなることもあるようです。
おならの回数が減るまでは、こちらの動画で紹介されているエクササイズも試してみてください。
【ガスを抜いてお腹のハリを取るカンタンエクササイズ 上本町の自律神経調整専門鍼灸整体院 カラダリセット】
自宅でガス抜きをしておけば、外でのおならの回数を減らせそうですね。ゆっくりとした呼吸は自律神経も整えてくれますよ。
まとめ
おならが臭い原因
・お肉や消化の悪いものをよく食べる
・善玉菌より悪玉菌が多い
・ストレスによる胃腸の機能低下
おならの臭い対策
・食物繊維、水分を摂って、便通を良くする
・乳酸菌、ビフィズス菌を摂って、腸内環境を整える
・ストレスを溜めない
おならを我慢すると
・ガスが溜まった腸が、周りの臓器も圧迫
・血液中に臭いの成分が溶けだし、体臭、口臭の原因に
・大腸がんの原因になる悪玉菌が増える
・肝機能障害
・婦人病にかかりやすくなる
おならの回数を減らす方法
・空気を飲み込まないように、ゆっくり食べる
・ガムや炭酸飲料を摂り過ぎない
・ストレスを減らし、自律神経を整える
エチケットだと思って我慢していたおならが、ここまで危険なものだとは本当に驚きでした。
これからは我慢ではなく、対策法をしっかり実践して、臭いや回数を改善していきたいと思います。
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