こんにちは!ライターのmarieです。
夏といえばスイカ!みずみずしくて甘くて、美味しいですよね。そのスイカに、「果肉が黄色いスイカ」があるのを、あなたはご存知でしょうか?わたしは、つい最近まで知りませんでした。
スイカの果肉は赤いイメージしかなかったので、最初は黄色いスイカを想像できませんでした。どんな味がするのだろう?甘いのかな?食感は違うのかな?と、いろいろな疑問が湧いてきました。
分からないことばっかりだったので、今回は「黄色いスイカ」について調べてみました!わたしが知らなかっただけで、今はいろんな品種があるみたいです。黄色いスイカについて、また赤いスイカとの違いなども合わせて紹介いたします。
スポンサーリンク
目次
黄色いスイカはなぜ存在するのか?
「スイカ=赤色」と思ってしまうほど、赤いスイカの方がメジャーです。でも、最近は黄色いスイカも売られているのを目にするようになりました。ということは、黄色いスイカは最近できたものなのでしょうか?
実は、スイカはもともと赤色ではなかったそうです。今ほど鮮やかな黄色でもありませんでしたが、薄い黄色や黄緑色、白色に近い色をしていたといわれています。そして、味も苦くて固く、今と全然違って美味しくありませんでした。
でも、スイカの英名「ウォーターメロン」からも分かる通り、水分補給としては適していました。そして、日の当たらない涼しい場所に置いておけば、数か月は保存が効くという特徴もありました。
そこで、野生のスイカがあったエジプトでは、水分を得るためにスイカを栽培するようになったと考えられています。水分補給のために、スイカの味をなんとか美味しくしたいと考え、品種改良を重ねてきました。
品種改良を繰り返しているうちに、糖度を決める遺伝子は赤色を持つ遺伝子とペアになっているということが明らかになりました。美味しいスイカにするために甘みを増していくと、同時に色も黄色から赤色へと徐々に変化していったのです。
このようにして、あとから赤いスイカが誕生しました。そして、その美味しさから、黄色いスイカより広まっていきました。でも遺伝子的には黄色の方が優勢なので、今でも黄色いスイカと赤いスイカを掛け合わせれば、黄色いスイカができます。
スポンサーリンク
黄色いスイカと赤いスイカの比較!味や栄養はどう違う?
黄色いスイカは、赤いスイカより古くからあることが分かりましたが、味はイマイチ…ということも分かりました。では、今の黄色いスイカの味はどうなのか、また栄養面で赤いスイカと違いはあるのかを調べてみたので紹介いたします。
【味・糖度】
以前は、赤いスイカの方が甘くて美味しいと言われていました。でも、今の黄色いスイカは、品種改良のおかげで赤いスイカと変わらない美味しさがあります。糖度も、11度~12度と赤いスイカと同じくらいになりました。
初めて食べる人は、あまりにも赤いスイカと変わらない味なので、見た目とのギャップに驚く方が多いそうです。わたしも食べて、その驚きを体感してみたいです!
【栄養】
栄養面では、色の違いが大きく関わってきます。
まず、赤いスイカにはリコピンが多く含まれています。黄色いスイカにはリコピンは含まれておらず、代わりにキサントフィルという黄色の色素が含まれています。この2つの成分の主な特徴は、
・リコピン…強い抗酸化作用。美肌効果。生活習慣病やガン、老化の予防。
・キサントフィル…脂肪燃焼効果。眼の疲れを回復。眼病予防。
などがあります。
どちらもダイエットや美容に良いんですね!90%が水分で利尿作用もあり、むくみなども改善されますし血行も良くなります。正直、こんなに女性に嬉しい効果がたくさんあるなんて知りませんでした。
水分だけでなくビタミンやミネラルも含まれていて熱中症対策にもなるので、まさに夏にピッタリの果物ですね。
【見た目】
黄色いスイカと赤いスイカは、中身は全然違います。でも、切る前に見分けられるような違いはあるのでしょうか。「黄色いスイカを食べたいな」と思って買いに行ったときは、どのように選べばいいのでしょうか。
それでは、まずこちらの動画をご覧ください。
【黄色と赤色のスイカ 外見で分かるかな? Yellow and Red Watermelon】
見分けられましたか?わたしは予想してみましたが外れました…。動画からも分かるように、黄色いスイカか赤いスイカかは、切ってからのお楽しみなんですね。
でも今は、黄色いスイカもいろいろな品種が出てきています。お店でも「黄色いスイカ」として売られているのも目にしますし、切られて売られているものもあります。黄色いスイカの名前を覚えておけば、丸々一個買うこともできますね。
そこでお次は、その黄色のスイカの品種と特徴を紹介いたします!
黄色いスイカの品種をご紹介!
【おつきさま】
北海道月形町産の大玉スイカ。皮は縞模様ではなく真っ黒、でも果肉は黄色いスイカです。見た目も「おつきさま」という名の通り美しく、さっぱりとした甘みが特徴です。
生産者が少なくてレアな品種なので、北海道以外だと首都圏の一部にしか流通していないスイカです。でもご安心を。ネット注文もできますよ。贈答品としても、とても喜ばれるスイカです。
【ひまわり】
向日葵の生産が盛んな北海道北竜産のスイカ、その名も「ひまわり」です。小玉で保存がしやすいスイカです。こちらもスッキリとした甘さで、人気があります。見た目は、赤いスイカと同じ縞模様をしています。
北竜町の特産品で、北竜ひまわりスイカとも呼ばれています。
【おおとり】
こちらも小玉スイカで縞模様。おつきさまやひまわりよりも、甘さがぎっしりと詰まっています。シャリシャリとした食感が特徴で、繊維が少ないので舌触りも良いです。赤いスイカと変わらない美味しさが楽しめる黄色いスイカです。
まとめ
黄色いスイカはなぜ存在するのか
・野生のスイカは、もともと黄色に近い色をしていたが固くて苦かった
・エジプト人が、水分補給のためにスイカを栽培
・もっと食べやすくするために品種改良
・糖度を決める遺伝子と赤色を持つ遺伝子がペアだと判明
・糖度を増す毎に、徐々に黄色から赤色へ
黄色いスイカと赤いスイカを比較
・黄色いスイカは、キサントフィルが豊富。脂肪燃焼効果、眼病予防などに効く。
・赤いスイカは、リコピンが豊富。美肌効果。生活習慣病やガン、老化予防に効く。
・どちらも水分が多く、利尿作用あり。むくみの改善や血流促進、ダイエットや美容に良い。
黄色いスイカの品種
・おつきさま…大玉スイカ。果皮が真っ黒、果肉が黄色。お月様のようなスイカ。レアなのでネットで購入がオススメ。
・ひまわり…小玉で保存がしやすいスイカ。スッキリとした甘みが特徴。見た目は、赤いスイカと同じ縞模様。
・おおとり…同じく小玉で縞模様。シャリシャリしていて舌触りが良い。おつきさまやひまわりよりも甘みが強い。
成分による多少の違いはありますが、どちらもダイエットや美容にいいので、黄色いスイカも赤いスイカもどちらも食べたくなりました!二種類のスイカを使って、カラフルなデザートを作るのも楽しそうですね。あなたもぜひ食べてみてくださいね!
スポンサーリンク