こんにちは、ライターのmarieです。
毎年、猛威をふるうインフルエンザ。その予防法のひとつとして注目されたのが、明治プロビオヨーグルトR1でした。
赤いパッケージが目立つR1、スーパーはもちろんコンビニでもよく見かけますよね?食べるタイプ・飲むタイプがあり、味の種類も豊富なヨーグルトです。
ですが、ふと視線をずらすと、似たようなヨーグルトがいくつかあります。
パッと見ただけでは、何が違うのか、何に効くのかがよく分かりません。
わたしも、R1がインフルエンザの予防に効果的だと知ってから、ほぼ毎日欠かさず摂っているのですが、もしかしたら他のヨーグルトの方が自分に合っているんじゃないか?と気になっていました。
毎日摂るなら、自分が一番求める効力がある方がいいですし、家族にもそれぞれに合ったものを食べてほしいですよね?
そこで今回は、数あるヨーグルトの中から、明治プロビオヨーグルトのR1とLG21の違いを調べてみました。
調べてみると、まったく別物だということが分かったので、紹介いたします!
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目次
明治プロビオヨーグルトR-1の効果。インフルエンザ予防だけじゃない!
R1の効果には、インフルエンザ・風邪の予防、そしてガンの予防などがあります。
ガンの予防にもなるとは驚きでした。
R1は「1073R-1乳酸菌」という名前の乳酸菌のこと。この乳酸菌を摂取すると、免疫力をアップさせる「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」が活性化します。この細胞は名前の通り、殺傷能力がとても高い細胞で、常に体内をパトロールしています。
そして悪い細胞・菌・病原体を見つけると直接やっつけてくれるのです。
佐賀県有田町では、園児や小中学生、関係職員を対象に調査が行われました。対象者の方々に毎日R1を摂取してもらい、インフルエンザの感染率を調査しました。
その結果、有田町の感染率が周辺地域に比べて低いということが分かりました。
佐賀県自体の感染率は全国的にみて高い方だったのに、有田町だけが明らかに低く、小学生に至っては隣接する市町村と比べると、感染率が1/10程だったそうです。
他にも、ヨーグルトにはカルシウム・ビタミン・ミネラル・アミノ酸が含まれていて栄養も満点です。
腸の免疫は、体全体の免疫を左右するほど重要なものです。その腸の働きも整えてくれるので、風邪だけでなく便秘にも効きますし、便通が良くなれば美肌効果も期待でき、女性には特に嬉しい効果がいっぱいあるのです。
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明治プロビオヨーグルトLG21の効果
一方のLG21ですが、こちらは腸ではなく胃で働きます。働く場所が、そもそも違うんですね!
LG21がやっつけてくれるのは、ピロリ菌。胃がんの主な原因のピロリ菌は胃酸に耐性があるため、感染した場合は除菌しないと永遠に胃の中に住み続けます。そして慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんを引き起こす、たいへん怖い菌です。
ですが、除菌のための抗生物質には、副作用が出ることもあります。腸内細菌のバランスを乱してしまうので、下痢などの体調不良につながるケースがあるのです。
そういう副作用が出てしまった方にもオススメできるのが、LG21です。
LG21も「ラクトバチルスガッセリーOLL2716」という正式名称がとても難しい乳酸菌なのですが、酸に強いので胃の中でも生きられます。その強さはなんと、ピロリ菌を上回るほど!
さらに増殖力が高く、少ない栄養でも生きられ、付着性も高いので飲食しても胃の表面にくっついていられます。そして、ピロリ菌が繁殖するための栄養も根こそぎとっていきます。
胃酸に強いピロリ菌ですが、実はLG21の乳酸には弱いという弱点があります。ピロリ菌にとってLG21はまさに天敵なのです。
ですが、人のお腹にとってはとても優しい乳酸菌で、下痢の心配もほとんどありません。
こちらの動画では、東海大学医学部が行った、ピロリ菌に対する乳酸菌の働きについての研究が紹介されています。
【ピロリ菌に立ち向かう乳酸菌とは 除菌成功率のアップや菌数抑制効果が明らかに】
継続して摂取することで、ピロリ菌の数を減らすだけでなく、除菌治療の成功率もアップさせるなんて、すごいパワーです。
効果的な食べ方は?
それぞれの効果が分かったので、次はその効果を最大限に活かす食べ方を紹介します。
R1は胃酸に弱い乳酸菌なので、空腹時を避けた方が効果を弱めずに摂取できます。
そして、「ヨーグルトは朝食」というイメージもありますが、夕食後や寝る前、22時~2時のゴールデンタイムに摂るのが一番効果的です。
眠りについて4時間ほどで善玉菌が活発になり老廃物を排出してくれるので、腸内環境を整えるのにベストなタイミングなのです。
LG21は逆に、胃にくっつきやすくするため空腹時がいいでしょう。
ですが、特に決まりはないので、あなたの生活に合わせて1日2回程度摂取すると効果的です。
どちらにも共通することですが、毎日継続して摂取することが大切です。
乳酸菌は3日~長くて1週間程度しか体内にいられません。
目に見えないウイルスはどこに潜んでいるか分かりませんし、ガン細胞も1日5,000個生まれていると言われています。
毎日食べて、悪い菌やウイルスは、その都度やっつけてもらいましょう。
両方食べても良いの?
腸で働くR1と胃で働くLG21、両方食べられるなら食べたいですよね。
でも、違う種類の乳酸菌を摂取しても、ケンカしたり効果を弱め合ってしまったりしないのでしょうか?
実は、人間の体内には、常にたくさんの乳酸菌が共存しているんです。そして、善玉菌の乳酸菌同士は、働く場所・敵が違うので互いを攻撃することもありません。
そのため、両方食べても効果が弱まることもないのです。胃と腸、両方の健康を維持できるのは嬉しいですね。
食べるタイプと飲むタイプの効果の違いは?
では、食べるタイプと飲むタイプとでは、何か違いはあるのでしょうか。
なんとなく飲むタイプの方が、吸収が良さそうな気がしてしまいます。
でも実は、乳酸菌の量や効果には、それほど大差はありません。
しいて言うなら、飲むタイプには、飲みやすくするために糖分などを加えてあります。
美味しいほうがいい、忙しいから手軽なほうがいいという方には、飲むタイプがオススメです。
食べるタイプは、飲むタイプより食べごたえがあるので、小腹が空いてしまったときなど満腹感が欲しいときにぴったりです。
栄養満点のヨーグルトなら、寝る前に食べても罪悪感も少なくて済みます。
まとめ
見ただけでは何が違うのか分からず、似ていると思っていた2つのヨーグルトでしたが、大きな違いがあることが分かりました。
R1
・腸で働く
・NK細胞を活性化させ免疫力を上げ、ウイルスや菌をやっつける
・腸内環境を整え、便秘解消・美肌にも効果あり
・腸が一番活発な、夕食後・寝る前に摂取するのが効果的
LG21
・胃で働く
・ピロリ菌をやっつける
・ピロリ菌以上に胃酸に強く、増殖力・生命力が高い
・そんな頼もしい乳酸菌だが、お腹には優しく下痢の可能は低い
どちらも敵をやっつけてくれる優秀な乳酸菌なので、両方とも食べてしまうと、どちらかの効果が弱まってしまうんじゃないかと思っていましたが、その心配も必要ないことが分かりました。
それぞれが、それぞれの場所で、自分の敵に対してだけ働いてくれるので、安心して両方食べられます。
ですが、その効果を最大限に発揮させるには毎日継続して摂取することが大切です。
毎日なんて飽きるし面倒くさい!という方でも、食べるタイプと飲むタイプ、味を変えることで続けやすくなります。他にも、低糖タイプ・低脂肪タイプ・砂糖ゼロタイプなどいろいろあります。
わたしも最初は数日間食べ忘れることもありましたが、形や味を変え、工夫して続けることで、今ではなくてはならないものになっています。おかげで風邪はめったにひきません。
でも胃は時々痛むので、これからはLG21も試してみようと思います。
あなたもぜひ、自分や家族の生活・体調・好みに合わせて、手軽においしく、健康を維持してください。
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