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契約社員と派遣社員、それぞれの違いや特徴を徹底解説!

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こんにちは!ライターのYokoです!

あなたは現在どのような雇用形態でお仕事されていますか?またはどのようなお仕事を探していますか?

近頃では働き方も多様化が進み、雇用条件も様々です。
その中でも、契約社員派遣社員、どちらにしようかと迷う方も多いのではないでしょうか?私自身、どちらの経験もありますが、それぞれに良い点、悪い点がありました。

今回は、契約社員と派遣社員の違い、それぞれのメリット・デメリット等を解説していきたいと思います!

 

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目次

契約社員と派遣社員の違い

まず、契約社員と派遣社員で大きく違う点をみていきましょう。

【雇用主の違い】
もしあなたが契約社員としてどこかの企業に就業する場合、あなたはその企業と直接契約を結びます。一方、派遣社員の場合、まず派遣会社に登録をします。そして具体的にどこの企業に派遣されて就業するのか、ということが決定したら、派遣会社と雇用契約を結びます。契約社員の雇い主は就業先の企業、派遣社員の雇用主は派遣会社という違いがあります。

【契約期間の違い】
契約期間に取り決めのない「無期雇用」の正社員とは違い、契約社員も派遣社員も契約期間の定められた「有期雇用」である点は同じです。ただ、一回の契約が、契約社員の場合は1年ごとに更新というのが一般的ですが、派遣社員では3ヶ月ごとに更新と短めなことが多いです。

また、大きな違いは、3年同じ職場で働いたらどうなるか、という点です。契約社員の場合は更新して同じ職場で働く事ができますが、派遣社員はできません。「同じ会社の同じ部署に、3年以上同じ派遣会社の社員を派遣する事ができない」という事が法律で決まっているからです。

注意しなくてはならないのが、一人の派遣社員について3年ではなく、一つの派遣会社につき3年です。例えば、ある派遣会社のAさんが2018年1月から派遣されているとします。途中で同じ派遣会社のBさんがAさんと同じ部署に2019年1月から派遣されたとします。この場合、Bさんが派遣社員として働けるのは、Aさんが働き始めて3年後の2020年12月まで、ということです。

もしどうしても3年を超えて同じ場所で働きたい場合は、登録している派遣会社が派遣先の企業に、直接雇用の依頼や、他部署への異動の依頼をする必要があります。

契約社員にも、5年を超えて同じ企業で働き続けた場合、無期雇用契約へ転換する権利が生じます。次の動画がとても分かりやすいのでご覧下さい。

【無期転換ルール】

もちろん、権利が生じるだけですので、契約社員のまま働き続けたいという場合は、無期雇用へ転換する申込みをする必要はありません。しかし、もしこのままずっと同じ会社で働き続けたい、という気持ちがあるなら、こういったルールがあることを頭に入れておいた方がよいでしょう。

【業務内容、勤務地の限定】
直接雇用である契約社員の場合、特に業務内容や勤務地が限定される、という事はありませんが、派遣社員の場合は契約書面で交わされている業務以外はできませんし、勤務地の変更もできません。

極端な例ですが、事務で入社した契約社員が営業をする事はできますが、派遣社員の場合はできません。

また、契約社員の場合、転勤はないにしても、1日だけ他の事業所や店舗に応援勤務するというような事がありますが、派遣社員の場合は、たとえ1日だけでも、契約書面に書いてある就業場所以外で勤務することはできません。

 

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契約社員と派遣社員のそれぞれの給料

それでは、気になる給料面はどうでしょう。

お給料に関しては、同じ会社で働いた場合、圧倒的に派遣社員のほうが高いです。時給にして100円~500円程度違います。

このような差があるのにはいくつか理由があります。

【人材を探す「手間賃」が上乗せされている】

企業が人を募集するとなると、まず求人広告費がかかります。募集広告を出したとしても、すぐに応募があるわけではありませんし、仮に応募があったとしても、書類選考や面接にかかる時間、また採用が決まったとしても、入社手続きにも時間や労力がかかります。

そしてその人が必ずしも良い人材であるとは限らないわけです。そういった諸々の手間を、派遣会社を通すことで、カットできる上、ある程度人材をふるいに掛けてきてくれるというメリットもあります。

また、働いてみて問題のある人材だった場合、直接雇用してしまうと、退職させる事もなかなか難しいですし、仮に本人の希望で退職となった場合も、退職の手続きにはそれ相応の手間がかかるのです。しかし、派遣社員の場合は、契約期間が終了すれば更新をしなければいいだけなので、企業側からするととても楽なのです。

【即戦力としての「経験」や「スキル」に対してお金を払っている】

企業が派遣社員を採るときは、大抵人手が不足していて、できるだけ早く即戦力となる人材が欲しいときです。企業からすれば、派遣社員とは「1から教育する必要がなく、既に専門的なスキルや経験を持っている人材」という認識です。その分、お給料も高くなります。

【交通費が含まれている場合も多い】

契約社員の場合は給料とは別に交通費が支給されますが、派遣社員の場合は交通費込みの給料設定になっていることの方が多いです。

 

それぞれの長所や短所などの特徴

契約社員と派遣社員ではそれぞれに特徴がありますが、自分が会社とどう関わりたいか、仕事を自分の中でどういう位置に据えているか、ということで、その特徴が長所にも短所にもなります。

【契約社員のメリット・デメリット】

もし、あなたが仕事を生活の中心に据えていて、会社の一員として深く関わっていきたいと考えているなら、直接雇用である契約社員がおすすめです。

・業務が限定されていないので、色々な仕事に携わり、経験を積む事ができる。

・ミーティングなどに参加する機会があり、自分の意見を伝える場がある。

・仕事ぶりが評価されれば、契約更新のタイミングで昇給や、正社員になるチャンスもある。

・忘年会や運動会など会社のイベントに参加して、上司や同僚と親睦を深める事ができる。

ただし、以上のように、会社との関わりが深い分、休憩時間にも仕事をしてしまったり、退勤後もついサービス残業をしてしまう等、オーバーワークになりやすいのが契約社員の特徴です。

また、人手が不足している場合、会社がまず最初に休日出勤を頼むのは契約社員です。契約社員は正社員と違って、休日手当がつかないケースがほとんどだからです。会社に都合よく使われず、休憩時間や退勤時間を守りたいのであれば、しっかりとした意志表示をする事が大切です。

【派遣社員のメリット・デメリット】

会社との深いつながりは求めず、仕事とプライベートの線引きをはっきりとしたい、というのなら、会社との間に仲介の入る派遣社員がおすすめです。

・会社に住所や連絡先等の個人情報を伝える必要がないので、プライベートが完全に守られる。もし何かあった場合も会社から直接あなたに連絡が来る事はなく、必ず派遣会社を通して連絡が入る。

・業務内容や就業場所が限定されているので、決まった仕事だけに集中できる。余計な仕事を振られることもない。

・休憩時間や退勤時間も原則として契約書に明示してある通りに守られる。

・ミーティングや業務外のイベントは出席する必要がない。

・何かトラブルがあった場合も直接会社とやりとりするのではなく、全て派遣会社が間に入ってくれるので、相手に意見などをはっきり言うのが苦手、という人には都合が良い。

・実際に業務をする中で、社風や仕事内容が自分に合わないと思ったら、契約更新をしなければ良いだけなので、簡単に辞める事ができる。

以上のようなメリットがある一方で、もう少し踏み込んで仕事をしたい、もっと経験が積みたいので、他の仕事もさせてほしい、といった場合にも、いちいち派遣会社を通して契約の見直し等をしなければなりません。

また、昇給やボーナス等は一切ないので、どんなに仕事ができても、その評価が給料に反映される事はありません。また、こちらが契約更新のタイミングで簡単に辞められるのと同様、会社側にとっても、もう必要ない、という事になれば、更新しなければよいだけなので、簡単に契約解除されてしいます。安定して長く勤めたい人にはあまり向いているとは言えません。

 

まとめ

今回は契約社員と派遣社員の違いについて調べてみました。

・契約社員の雇用主は企業。派遣社員の雇用主は派遣会社という大きな違いがある。また、派遣社員は契約社員と比べて一回の契約期間が短く、業務範囲や勤務地も限定されている。

・派遣社員は同じ会社の同じ部署で3年以上派遣社員として働けないので要注意。

・給料は圧倒的に派遣社員の方が高い。その分、即戦力として高いスキルや経験を求められる。また、企業側が募集にかける経費や時間もカットできる為、その手間賃も上乗せされている。

・会社との深いつながりを求めるならば契約社員。仕事とプライベートの線引きをきっちりしたい場合は派遣社員がおすすめ。ただし派遣社員は契約を更新されない可能性も十分あり得るので、安定して長く働きたい人には向いていない。

雇用形態に関わらず、自分に与えられた仕事を丁寧に責任を持ってこなしていくという姿勢が大切だと思います。私自身も派遣社員として働いていたとき、派遣先の支店長が派遣会社に交渉して時給を上げてくれた、という経験があります。いつどこで誰が見ていて評価につながるか分からないものです。どんなチャンスも生かせるように、常に自分のスキルを磨いておきましょう。

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