こんにちは!ライターのsarunooyabunです。
冬になると寒くなり子供の時は雪が降ると外に出て雪だるま作りや雪合戦をして楽しく遊んでいました。
私の地域では雪が降っても積もったりすることが無く、車の上に積もった雪をバケツに集めて雪だるまや雪合戦をして遊んでいました。
私は子供の時に家族でドライブをしていると雪が降っていると思い「雪が降ってる」と家族に話をすると、「あれはみぞれ」と父に言われたことがあります。
あなたもこのような経験ありませんか?
当時の私は気にも留めませんでしたが、今度は私の子供から同じようなことを聞かれたことがあります。
雪、あられ、みぞれ、ひょうの違いって何となく分かる気もしますが、はっきり説明するのって難しいですよね?
そこで雪、あられ、みぞれ、ひょうの違いを誰かに聞かれてもはっきり答えられるよう説明させていただきます。
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目次
雪とは何か?
雪とは雲の中で水蒸気が凍り、氷の結晶になったものです。
氷の結晶になり空から降ってきて積もった雪で雪だるまを作ります。
雪は気温が氷点下の大気の上層で、水蒸気が結晶化して落ちてきます。
上空1500メートルの気温が氷点下5~6度の時に発生しやすく、地上は3度以下の時に雪として地上に落ちてきます。
大雪になる時は上空5000メートルの気温が約氷点下40度の時に地上に大雪として地面に積もります。
雪は気温で溶けるのではなく日光や、人間の力によって溶けます。
地上に積もった雪は、気温が2度くらいなら溶けずに保つことが出来ます。
さらに、雪には多くの種類があり、水分が多い雪や少ない雪、細かい雪や大粒の雪があり種類は様々です。
私はスノーボードを趣味で行っていますが、新雪の雪が積もるとふわふわしていて飛び込みたくなります。
上空からふわふわした綿のような氷が降ってきた場合は雪です。
一番簡単に見極めることが出来ます。
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あられとは何か?
あられとは直径5㎜未満の氷の粒の事を言います。
雪と同様に大気中の水蒸気が凍って氷の結晶になることにより地上に降ってきます。
あられは大きくなった重みで地上に降ってくるので人に当たると少し衝撃があります。
あられには雪あられと氷あられと呼ばれるものがあり、雪あられは地面に当たると砕けやすく、氷あられは雪あられよりも固く壊れにくいのが特徴です。
地面に小さな氷の塊が落ちていたら氷あられです。
雪と違いふわふわした感じではなく、氷を細かく砕いたものなので触ってみれば分かります。
雪かあられかの判断をする時は触ってみて下さい。
氷ならあられです。
車に降ってくるとコツコツと音が鳴るので車での移動中は雪かあられか簡単に知ることが出来ます。
みぞれとは何か?
みぞれとはこおり雨などと呼ばれることがあり、雪と雨が同時に降る現象です。
雪、あられ、ひょうは形状によって判断できますが、みぞれは雨と雪が同時に降る現象なので判断が難しく、氷の粒でなく結晶が雨と一緒に降ってくることを言います。
つまり、雨と雪が一緒に降ってきたらみぞれです。
みぞれは雪と同じ表現をされるので、今年初のみぞれが降った場合も初雪になります。
みぞれは雨と間違いやすいので地面にべとべとの雪が落ちていればみぞれです。
さらにみぞれは身体に当たると溶けてすぐに水になってしまいます。
そのためみぞれが降り傘を忘れてしまった時は出来るだけ早く家に帰るようにしましょう。
家に帰ってお風呂に入り身体を温めなければ風邪を引いてしまいます。
雪解け水のように冷たいので注意しましょう。
ひょうとは何か?
ひょうとは、あられが直径5㎜以下の氷に対して5㎜以上の氷の塊が、降ってくることを言います。
降ってきたひょうが当たると痛く、中には直径20㎝のひょうが降ってきた報告もあります。
テニスボールほどの大きさのひょうが降ってきて人に当たると大事故になります。
車のフロントガラスを破壊する威力を持っています。
なんと上空から降ってくるひょうは時速100㎞になることがあるので降ってきたときや注意報がでた時は外に出ないようにしましょう。
実際に巨大なひょうが降ってきた動画があるのでご覧ください
【【超衝撃】これぞギネス世界最強の雹(ヒョウ)‼amazing storm‼】
ちなみに5㎜の大きさで約40㎞の速度の場合、50㎜の大きさになると120㎞の速度で降ってくるので注意しましょう。
ひょうは大きくなればなるほど落下速度が速くなるので大きいひょうが降っているときは必ず外出は控えましょう。
ひょうが降る時は寒い時だけではありません。
ひょうは春や秋に降ることが多く、積乱雲が発生して雷が鳴っているような気象状況の時に降ってくることがあります。
なぜこのような気象の時にひょうが降るのでしょうか。積乱雲には地上から上空に強い風が吹いており、この強い風で急に冷やされ大気中の水蒸気が氷になります。
普段ならそのまま地上に落下しますが、下からの強い風に押し戻され上空に戻されます。
そこで周りの結晶化した氷と合体し大きくなって地上に落ちてくるのです。
ひょうが降る時は必ず大きな積乱雲が発生するので、積乱雲が発生し上空で雷が鳴っているときは雷だけでなくひょうにも注意するようにしましょう。
まとめ
雪、あられ、みぞれ、ひょうの見分け方は、雪とみぞれが雪で、あられとひょうは氷だという事です。
さらに雪とみぞれの違いは、雨が混ざっているかどうかです。雨と雪が一緒に降ってきたものがみぞれです。あられとひょうの違いは大きさの違いだけです。直径5㎜以下のものがあられとなっています。
特に注意しなければならないのが、ひょうです。
ひょうが直撃しケガをする危険があるので外出しているときは建物に避難するようにしましょう。
近くにいる人にも伝えてあげるようにしましょう。
空から降ってくるものの種類を知るだけでとても楽しくなりませんか?
会社の同僚や友達に伝えるとすごく知識のある方のように思ってもらえる事もあります。
私は自然で遊ぶことがすごく好きですが自然には怖い一面もあります。
それを少しでも知っておくことで外出した時も楽しく安全に遊ぶことが出来ます。
天気予報で雪と予報が出ていたら足元に注意し、あられ、ひょうと予報があれば上空に注意するようにしましょう。
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