こんにちは!ライターのharukaです。
先日、梨をいただきました。私は梨が苦手なので食べず、結局家族が全部食べたのですが、家族から「なんで梨嫌いなの?りんごは食べるじゃん。何が違うの?」と言われました。
私は梨のツブツブとした食感や舌触りが苦手で、好んで食べることはほとんどありません。一方のりんごには梨のような舌触りがないので、よく口にします。
舌触り以外の特徴があるかというと、味くらいでしょうか…。そもそもりんごと梨って、形も同じですごく似ていますよね。私のように梨は苦手だけどりんごは好き、という人や、逆に梨は好きだけどりんごは嫌い、という人もいます。
似ているようで違う梨とりんご。一体どんなところが同じでどんなところが違うのでしょうか?今回はそんなりんごと梨について調べてみました!それぞれの栄養の違いや、健康にどんな効果があるのか、保存期間や正しい保存方法も紹介します。
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目次
りんごと梨の違いは?
りんごと梨、一体どんな違いがあるのでしょうか?
【食感と舌触り】
りんごと梨は、同じバラ科の果物になります。しかし大きく違うのが食感です。私は梨が苦手ですが、その理由も食感にあります。
りんごに比べ、梨はシャリシャリとしていてさっぱりと食べられる印象です。舌触りも独特で、ツブツブした感じがあります。
この特徴的な舌触りは、石細胞というものが生み出しています。石細胞というのは、一般的な細胞にリグニンなどのさまざまな食物繊維が混ざり合うことでできます。細胞が重なりあうことで厚くなり、ざらざらとしたあの舌触りと食感が生まれるのです。
【産地や旬の時期】
ところで、りんごと梨の産地や旬の時期をご存知ですか?
~りんご~
りんごの品種はなんと100種類以上あるそうです。日本でポピュラーなのは「ふじ」と呼ばれる種類で、半分ほどがこの種類のりんごなんだとか。
そんなりんごを一番多く栽培・収穫しているのが青森県です。青森県=りんごというイメージを持つ人も少なくないと思います。続いて多いのが長野県です。私の親戚が長野県に住んでいますが、時々美味しいりんごを送ってきてくれます。
ちなみに旬の時期は種類によって異なりますが、多くは秋~冬(10月~3月)が旬となります。一番食べられているふじのりんごは11月~4月が旬の時期となります。
~梨~
梨の品種もとても多いですが、その中でも最も生産量が多いのは「幸水」と呼ばれるもので、全体の約40%を占めています。
梨を一番多く栽培・収穫しているのは千葉県です。千葉県といえば、梨の妖精ふなっしーというご当地キャラクターが有名ですよね。ふなっしーの活躍もあり、千葉県=梨というイメージを持つ人も増えたのではないでしょうか?続いて多いのは茨城県でした。
最後に梨の旬の時期ですが、こちらも種類によって異なります。先ほど名前が挙がった「幸水」だと7月から出回り始め、9月ごろまで楽しめます。遅いものだと12月~1月に旬を迎えるものもあるのですが、多くは8月~9月が旬の時期となりますよ。
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それぞれの栄養価の違いは?
りんごと梨、それぞれの栄養価について紹介します。
【りんご1つの栄養価】
りんご1つの栄養価は以下です。
エネルギー:61kcal
水分:81.1g
タンパク質:0.2g
脂質:0.3g
炭水化物:16.2g
食物繊維:1.9g
ビタミンC:6mg
カリウム:120mg
カルシウム:4mg
マグネシウム:5mg
【梨1つの栄養価】
エネルギー:43kcal
水分:88g
タンパク質:0.3g
脂質:0.1g
炭水化物:11.3g
食物繊維:0.9g
ビタミンC:3mg
カリウム:140mg
カルシウム:2mg
マグネシウム:5mg
【具体的に違うところ】
さて、それぞれの栄養価がわかりましたが、具体的にはどう違うのか、比較してみましょう。
まずカロリーですが、カロリーが低いのは梨ですね。およそ13kcal違うことがわかりました。
その他、炭水化物、脂質、食物繊維、ビタミンC、カリウムはりんごの方が高いという結果になりました。
栄養面で考えると、りんごの方がカロリーも高く栄養が豊富ですね。
健康にはどんな効能があるの?
では、りんごと梨、それぞれの効能について解説します。
【りんごの効能】
りんごの皮にはポリフェノールがたくさん含まれています。ポリフェノールといえばチョコレートが有名ですが、りんごにはりんご特有のポリフェノールがあります。
りんごポリフェノールにはアンチエイジング効果、ダイエット効果、美白効果、生活習慣病予防、アレルギー予防などの効能があります。皮にたくさん含まれているので、りんごポリフェノールを摂取したい場合は皮ごと調理するか、そのまま食べましょう。
他にも胃腸の働きを良くする有機酸が含まれていたり、体内の塩分を排出するカリウム、整腸作用のあるペクチンなどを摂取することができますよ。
【梨の効能】
梨の88%は水分でできていて、ビタミンはそれほど多くありません。
梨に含まれるアミノ酸には疲労回復効果があり、特に夏バテに効きます。他にも梨に含まれているソルビトールには咳止めや解熱効果があるそうなので、風邪にピッタリの果物ですね。
今回はそんな梨をさっぱりと食べられる、ゼリーのレシピをご紹介します。
【イナアガーLを使用した和梨のゼリーの作り方 How to make japanese pear jelly】
梨をそのまま食べることはあるものの、料理やお菓子として利用することはあまりありません。これなら梨独特のツブツブ食感も薄まるので、私のように梨が苦手な人でも食べやすくなるのではないでしょうか?
保存期間の違いは?
最後にりんごと梨の保存方法や保存期間について紹介します。
【りんごの保存】
りんごの保存方法ですが、暖かい時期は冷蔵庫での保存がおすすめです。その際はポリ袋やビニール袋に入れて乾燥からりんごを守ってあげましょう。これは冬の寒い時期、暖房が効いた部屋に置く場合も同様です。
寒い時期の暖房が入っていない場所に保存する場合は、箱に入ったままか、もしくは新聞紙に包んで保存するのが望ましいです。
これら正しい保存方法を行えば1カ月間は大丈夫ですよ。
【梨の保存方法】
梨を保存する際は、ビニールやポリ袋に入れて乾燥から梨を守り、そのまま野菜室で保存するのがベストです。この状態であれば1週間程度持ちます。
冷やし過ぎると甘みが損なわれるので、もし冷やした状態で食べたい場合は食べる1時間前に冷蔵庫へ入れるか、氷水で冷やすなどしましょう。
まとめ
・りんごと梨は食感や舌触りが大きく異なるが、同じバラ科の果物
・りんごを1番栽培しているのは青森県で、旬は主に秋~冬
・梨を一番栽培しているのは千葉県で、旬は主に夏~秋
・梨よりりんごの方が高カロリーで栄養がある
・りんごには美容効果、ダイエット効果、健康効果がたくさんある
・梨は水分が多く、夏バテや風邪などにピッタリ
・りんごの場合、寒い日は常温、暑い日は冷蔵庫に保存し、保存期間は1ヵ月
・梨の場合、袋に入れて野菜室へ。冷やし過ぎないこと
梨特有の舌触りは石細胞というものが関係していたのですね。私も今回初めて知りました。そんな梨には水分がたくさん含まれているということも知り、確かにりんごよりみずみずしい印象があるなぁ。と思いました。
また、今まではりんごも梨もそのまま冷蔵庫に入れていたのですが、この方法は間違っていたのですね。本当に驚きです。これからは正しい保存方法を行って、美味しい状態を保ちたいです。
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