かき氷やアイスを食べるとなぜ頭痛が起こる?その原因と簡単にできる対策について!

投稿日:2018年5月8日 更新日:

こんにちは、ライターのmarieです。

あなたはかき氷やアイスはお好きですか?
わたしは大好きです!家の冷凍庫には常にアイスのストックがあります。暑い夏のかき氷はもちろん、冬コタツに入って食べるアイスも美味しいですよね。

でもかき氷アイスを食べていると、よく頭痛が起こりませんか?冷たいものを口に入れたときに起こる「キーン」という痛み…結構辛いですよね。

食べるのを中断してしまうくらい痛いときもある、あの頭痛の原因って何なのでしょうか?頭痛が起こらない人もいますし、同じ人でも起こるときと起こらないときがあるのも不思議です。

今回は、大好きなかき氷やアイスをより美味しく食べるために、あの「キーン」という頭痛の原因や対策を調べてみました!

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目次

かき氷やアイスを食べるとなぜ頭痛が起こるのか

かき氷やアイスなど、冷たいものを食べたときに起こる頭痛には、実は名前があります。
その名も「アイスクリーム頭痛
おもしろい名前ですが、医学的な正式名称なんです。

そのアイスクリーム頭痛が起こる主な原因は、
・急激な血流の変化
・脳の勘違い
の2つがあります。

・急激な血流の変化
かき氷やアイスを食べると、口の中の温度が急激に下がります。そのとき反射的に体の防衛反応が働き、体温を上昇させようとします。一時的に血管を膨張させて血流を良くするのです。
それによって頭の血管に炎症が発生するため、頭痛が起こるのです。

・脳の勘違い
冷たいものがノドを通過するときに、三叉神経さんさしんけい)”から「冷たい」という信号が送られます。その信号を脳が「冷たい=痛い」と勘違いしてしまい、頭痛が起こります

他にも、低位咬合(ていいこうごう)という下あごがずれて嚙み合わせが悪い方は、口の中の温度が下がったときの刺激で交感神経が興奮し、頭から首にかけての筋肉が締め付けられて頭痛が起こります。

偏頭痛持ちの方も、そうでない方に比べて頭痛が起こりやすく、痛みが続く時間も長くなる傾向があります。

気温や湿度が高いときも、体が冷たさに敏感になるため頭痛が起こりやすくなります。

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かき氷やアイスを食べても頭痛が起こらないための対策


かき氷やアイスを食べたときに起こる頭痛の原因を見ると、「口の中の温度が“急激”に下がる」というのが1つのポイントだと分かります。

そう考えると、頭痛が起こらないための対策も見えてきます。

とても単純なことですが、かき氷やアイスをゆっくり食べてみてください。ゆっくり食べると、口の中の温度は徐々に下がります。少しずつ冷たさに慣れていくため、脳が冷たさに反応しにくくなるのです。

また、かき氷やアイスと一緒に、温かい飲み物などを一緒に摂ることも効果的です。

もし痛くなってしまったときは、おでこやこめかみを冷やしたり、舌を上あごに押し当てて血管を温めたりすると、頭痛が早くおさまりますよ。

かき氷とアイスはどっちが冷たいの?


かき氷とアイスはどちらの方が冷たいのでしょうか?

わたしの今までの経験から考えると、食べていて頭痛が起こりやすいのはかき氷です。なので、かき氷の方が冷たいと思っていました。

でも調べてみると、かき氷の温度は0℃アイスの温度は-7℃だそうです!

食べたときの感じ方と逆だったので驚きましたが、さらに調べていくとちゃんとした理由がありました。

アイスには乳脂肪分が多く含まれています。乳脂肪分は-10℃ぐらいにならないと固まりません。そのため、かき氷に比べてアイスの方が温度は低くなります。

でも、アイスにはたくさんの空気も含まれています。その空気の粒のおかげで、口の中で感じる冷たさが和らぎます。

一方かき氷は、空気がそこまで含まれていないため、冷たさがダイレクトに伝わります。そのせいで、アイスに比べて温度が高くても冷たく感じるのです。

さらに、氷は0℃で凍り始めますが、凍ってしまったあとは保存されている冷凍庫内の温度と同じになっていきます。つまり、冷凍庫でしばらく保存されていた氷は、冷凍庫から出したばかりだと-10℃のときもあるのです。

ただでさえ冷たさが伝わりやすいのに、冷凍庫から出したばかりの氷でかき氷を作るとアイスと同じぐらいの冷たさになって、余計に冷たく感じてしまいます。

一般的にはアイスの方が温度は低いです。でも含まれる空気の量や、削る前の氷の温度によってかき氷の方が冷たく感じるのです。

天然水のかき氷ってどうなの?

天然水のかき氷は、頭痛が起こりにくいと言われています。
その理由は、天然水の純度の高さにあります。

純度が高いと、氷を薄く削ることができます。薄く削ると、空気を含んだふわふわのかき氷が作れます。アイスと一緒で、空気を含んでいる分、冷たさが和らぐので、頭痛が起こりにくくなります。

また、不純物があると氷になる温度が下がります。ということは、溶けて水になる温度も下がります。

逆にいうと、純度が高い天然水でできた氷は、0℃近くになるまで溶け始めません。

先ほど、「冷凍庫から出したばかりの氷は冷凍庫内の温度と変わらない」と書きました。そのまま削ってしまうとアイスと変わらない冷たさのかき氷になってしまいます。

でも純度が高いと0℃近くになるまで溶けないので、冷え過ぎた氷を溶かさずに-4℃ぐらいまで温度を上げることができるのです。

空気を含んでいて、冷た過ぎない。
だから天然水のかき氷は、頭痛が起こりにくいのです。

こちらの動画では有名なかき氷店「アイスモンスター」が紹介されています。

【【アイスモンスター】表参道で大行列!世界第1位のかき氷を食べてきた!】

ふわふわのかき氷おいしそうですね!

まとめ

かき氷やアイスを食べると起こる頭痛は「アイスクリーム頭痛」と呼ばれ、その原因は主に2つ。
・口の中の温度が急激に下がり、体温を上げようと血管が膨張。そのとき血管が一時的に炎症するから
・かき氷やアイスがノドを通るとき、三叉神経が「冷たい=痛い」と勘違いするから

嚙み合わせが悪い方や、偏頭痛持ちの方もなりやすい。
気温や湿度が高いときも頭痛が起こりやすくなる。

頭痛が起こらないための対策は
・少しずつ、ゆっくり食べる
・温かい飲み物などを一緒に摂る

かき氷とアイス、それぞれの冷たさは
・温度はかき氷が0℃、アイスが-7℃でアイスの方が冷たい
・でも空気が多く含まれているアイスの方が、冷たさを感じにくい

天然水のかき氷は
・純度が高く、薄く削れる。そのため空気をたくさん含んだふわふわのかき氷が作れる
・溶け始める温度も、通常の水より高くなるため、冷た過ぎないかき氷が作れる
だから頭痛が起こりにくい。

かき氷もアイスも大好きで、頭痛も何回も経験していますが、詳しい原因や対策は全然知りませんでした。

大好きな分、ぱくぱくと一気に食べてしまいがちです。
でもこれからは、頭痛に悩まされず美味しくいただくために、ゆっくりと味わって食べようと思います。

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