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将棋のルール!初心者でも簡単に理解できる!駒の動かし方など基本から教えます。

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こんにちは、古今東西いろいろなゲームに詳しいライターの音庭です。

今回はゲームマスターがおススメする日本の「将棋」についてご説明していきたいと思います。

将棋というと名前は誰しもが必ず聞いたことがあると思います。しかし、大人になるにつれて思うのは意外とみんなルールを知らない、ということですね。私は小学生くらいの時にはなんとなく将棋のルールや駒の動かし方などを知っていたと思うのでそれが普通なものだと思っていましたが…。

最近では将棋を題材にした漫画やアニメ、はたまた小説などが人気なこともあってプチ将棋ブーム到来中といったところです。そんな将棋の魅力を、基本となる駒の動きやルールなどを通してご紹介していきますのでどうぞ宜しくお願い致します。将棋に興味を持ったそこのあなた、ぜひチェックしていってくださいね。

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目次

将棋の駒の動かし方と基本的なルール

まずは将棋というゲームの大前提から解説していきます。将棋というのは9×9マスの陣地の中で、自分の駒を動かして相手の「王様」を捕まえるゲームです。盤上は簡単に言いますと大きく分けて3つのエリアに分けられます。「自陣」「敵陣」「真ん中のエリア」ですね。

9×9マスのボードゲームですので、自分から見て手前の3行は自陣、次の3行は真ん中のエリア、最後の3行が敵陣です。どうにかして敵陣まで攻め込んで相手の王様を捕まえるわけですが、駒にはそれぞれに決められた特徴的な動き方があるのでまずはそれを覚えましょう。

○駒の動かし方
・歩…自陣の手前から3行目に横1列にびっしりと並べられるのが「歩」です。全部で9枚あります。歩兵という意味ですが、この駒は1マスずつ前にしか進めません。なかなか序盤は能力値が低くて「使えないなぁ」と思うことがあるかもしれませんが、意外とゲームの後半戦にこの「歩」がどこにいるかで勝敗が決することもあります。また、敵陣までこの「歩」が進入するとものすごいパワーアップをします。こちらは後ほど解説します。

・香車…自陣の1行目の左右はじに置かれます。左右なので2枚いますね。「香車=きょうしゃ」と読みます。香車は前にだったら何マスでも進めます。ただし、自分や敵の駒を飛び越えることは出来ません。これはこのあと紹介する「飛車」や「角」といった同じような属性を持つ駒にも当てはまります。目の前に自分の駒さえなければ、敵の駒がいるマスまでいって相手の駒を取れます。

・桂馬…香車の内側に1枚ずつ、左右で計2枚います。「桂馬=けいま」と読みます。この桂馬は将棋の駒の中で一番トリッキーな動きをしますので、ここさえ理解できれば他の駒は簡単に感じますね。
桂馬は「2マス前の左右どちらか1マス横にずれたところ」に動けます。駒を前に2マス進めてそれの右か左かのどっちかということです。ただの2マス前には進めません。この意外な動きをする桂馬は相手を攻めるときに効果的です。
ちなみにこの桂馬は自分や敵の駒が前にいても関係なく飛び越えられます。イメージとしては馬が飛び跳ねて人を越えていった感じです。さきほどの香車や飛車は車のイメージですので、飛び越えられません。自分の駒を轢(ひ)いてしまいますからね。

・銀将…桂馬の内側に1枚ずつ、左右で計2枚います。歩と同じように前に1マスと左右斜め後ろ方向と左右斜め前方に(X方向に)1マス進めます、後ろと真横には動けないということですね。銀将は脇と背中が甘い将軍ですが、斜め後ろに戻れるところがポイントです。

・金将…銀将の内側に1枚ずつ、左右で計2枚います。金将は左右斜め後ろ以外のマスに1つ進めます。銀将の特徴がない分、真横に動けるのがポイントです。攻守にバランスの取れた兵隊といえるでしょう。

角行…通称「角(かく)」、自陣の左側の桂馬の前に1枚だけいます。前後斜め方向ならどこまでも進めます。さきほども注意した通り自分や敵の駒を飛び越えることはできません。

つまり、ゲームスタート時点では前斜めは「歩」がいますし後ろ斜めには香車と銀将がいますので動けません。基本的には飛び道具的な役割で、意外な角度からすり抜けて相手の王様や強い駒を仕留めてくる優れた駒です。

・飛車…自陣の右側の桂馬の前に1枚だけいます。前後左右、十字の形にどこまでいけます。注意点はさきほどご説明した通りです。王様以外なら一番取られてはいけない駒ともいえます。攻撃力も高く、守りの際にもいち早く駆けつけられるので将棋においては最強の駒です。

・王将(玉将)…全方向に1マスだけ進めます。追い詰められてもどの方向でも逃げられるようになっています。逆に追い詰める際には盤の端や、駒が渋滞しているところに追い込むといいでしょう。これが取られると負けになります。

○「成る」ことでパワーアップ
自分の駒は敵陣エリアまで進むと「成る」ことが出来ます。「成り」ともいいます。つまりは自分の駒が「成り上がる」イメージです。敵陣エリアまで危険を冒して進んだことにより成長するんですね。
これは王将と金将以外の駒全てが「成る」事が出来ます。

・飛車と角…各駒、元々の動きにプラスされ、動けなかった方向に1マスだけ進めるようになります。飛車は竜王という名前に進化しますが、最強の駒がさらに強くなります。

・その他の駒…歩などの駒が進化すると「金将」と同じ動きが出来るようになります。1マス前にしか動けなかった歩としては大出世になりますね。ちなみに歩は成ると「と金」という名前になります。

ちなみにこの「成る」かどうかは選べます。桂馬や銀将などのトリッキーな動きを残しておきたかったらそのままの形で敵陣に進入することも可能です。

○持ち駒
こうした駒の特徴を活かして、相手の駒を取りながら王様を狙いに行きます。取った駒は自分の「持ち駒」に出来ます。ストックしておいて、自分の番になったら自分の駒として盤上の空いてるマスに置けます。この場合、敵陣エリアに置いたとしてもすぐには成れません。敵陣に置いた場合は、一度動かせば成ることができます。

○王手と詰み
自分が置いた駒が次のターンで相手の王将に届くという状態を「王手」といいます。この時点ではまだ相手が逃げられたりするので勝敗は決していません。相手の王将が動けない、もしくは助けもこない状態になって勝敗が決まる一手を打った場合、それが「詰み」です。
実際はこの詰み状態になったらゲームセットです。

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禁じ手(反則)

将棋には反則負けになる例があります。あまりやることはありませんが、「二歩」は初心者がやりがちなミスなので気をつけましょう。

○二歩
持ち駒を使って、縦の同じ列の中に「歩」を2枚置くことは出来ません。ただし、先にいた歩が「と金」に成っていたらその列に歩を置けます。

○動きようがなくなってしまう駒の配置
たとえば持ち駒の歩を相手の陣地一番奥に置いたとしたら前に進めませんので意味がないですよね。こういった行為は禁止となります。あとは香車や桂馬が成らないまま前に進むと同じような状態になります。

○打ち歩詰め
持ち駒の歩を打ち、相手の王将を詰みにすることは反則となります。ちなみに歩を動かして、相手の王将を詰みにするのは問題ありません。

その他のルール

○千日手
どう動くべきか悩ましい局面や相手の出方を見たくて同じ駒の動きを4回両方がした場合、ゲームが進行出来なくなってしまうので先手と後手が入れ替わります。

【【新ネコ】ゼロからの将棋入門講座 第8回 ~千日手ルール【ねこ】】

一応こちらが千日手のルールと応用編です。あまり初心者ではこういったことにはなりませんが、参考にしてみてください。

○待った
将棋は一度自分のターンで駒を動かしたらあとには引けません。駒を持って別のマスに置いた時点で自分のターンは終わります。初心者同士でやるとけっこう「待った、やりなおしたい」となりますが一応本当のルールでは禁止されていますので頭に入れておいて下さい。

まとめ

駒の動かし方を中心に将棋のルールを解説してきました。基本的にはご紹介したルールと反則を覚えておけば充分将棋を楽しむことが出来ます。

将棋は学ぶことに終わりのないゲームです。一度覚えると一生楽しめるゲームといってもいいでしょう。日本の伝統的な文化でもありますから、ぜひ一度お友達を誘って遊んでみてはいかがでしょうか。最近はもちろんゲームアプリもたくさんありますから、スマホなどでも手軽に挑戦できますよ。

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