こんにちは、ラーメン大好きライターの音庭です。
昔からラーメンをよく食べていますが、最近では色々な種類のラーメンが出てきましたよね。
ここ数年でよく聞くようになった「まぜそば」などが良い例だと思います。
しかし、少し疑問に感じることもありませんか?関東であれば「油そば」という名前のものがありますがかなり「まぜそば」と似ているなと!
そんなラーメンのバリエーションでもある「油そば」や「まぜそば」はどう違うのか?
すでにかなりの認知度である「つけ麺」はラーメンから派生したジャンルとしてはかなり特化した存在ですが、それともまたどう変化してきたのか?
そんな「つけ麺」「油そば」「まぜそば」の違いやカロリーの比較、それぞれのおすすめ店舗をご紹介していきますので、麺類好きなそこのあなた必見の内容です!
それではさっそくそれぞれの特徴や定義などを見ていきましょう。
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目次
つけ麺とは?
まずはつけ麺ですが、これはよくご存知かと思います。基本的には茹で上げた麺を氷水で締めて、熱々のスープとは別に提供されるものです。
もりそばやざるそばなどと同じような食べ方をするので、世に出始めた当時は「ラーメンでそれをやるか!」とかなり斬新な印象だったようです。
つけ麺の特徴は、ラーメンとは違い自分の食べる量ずつスープに浸して食べていくので麺が伸びることがないというところ。
そして、決定的に違うのが温度。
ラーメンは熱々のスープに麺が入った状態で出てきますのですべてが熱いわけですが、つけ麺はある程度食べるペースを変えれば自分で温度調節が可能です。
進化するにつれて、つけ麺業界では「あつもり」という概念も浸透してきました。
これは一度氷水で締めた麺を再度温めなおして提供するものですが、つけ麺ファンの間では賛否が真っ二つに分かれるところです。
つけ麺の良さはなんといっても冷たい麺と熱いスープのコントラストですから、反対派の意見も理解は出来ます。
逆にあつもりの良さは熱々のつけ麺スープを冷まさずに食べられるというところでしょうか。
この論争はたびたび巻き起こりますが、これについては本当に個人の好みとしか言えませんよね。
つけ麺は、東京中野「大勝軒」で修行していた頃の故・山岸一雄氏が生みの親とされています。
その後池袋に山岸氏が独立してオープンした「大勝軒」で一気に有名になりましたね。
山岸氏が亡くなった際には、多くのつけ麺ファンが涙を流しニュースにも取り上げられました。
つけ麺がただのグルメとしてのジャンルではなく、日本の食文化のひとつになった瞬間でもありますね。
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油そばとは?
油そばとはスープのないラーメンとよく例えられます。汁がなく「ごま油」や「しょうゆダレ」がメインの味付けで、メンマ・なると・もやしといった簡素なトッピングが本来の姿。
元々は昭和30年前後に東京武蔵野地域(国立市から吉祥寺の間周辺)で売られ始めたのがきっかけで、有名になったのは吉祥寺「ぶぶか」が雑誌などに取り上げられるようになってからですね。
最近では「東京油組総本店」がチェーン展開化をして一気に油そばの認知度が高まりました。
まぜそばとは?
ここ数年で一般的に広まり、ラーメン業界で一番伸び率のあるジャンルが「まぜそば」です。日本では名古屋の「はなび」が発祥の店で、元々は台湾ラーメンからアイディアをもらっているので「台湾まぜそば」と呼称するのが正しいかもしれません。
「ませそば」は汁のないラーメンという点では油そばと同じですが、具材が決定的に違います。
台湾ミンチと呼ばれる「ひき肉をにんにくと唐辛子で炒めたもの」をトッピングするのが定番とされ、そこにニラや魚粉といった個性のある食材を使うのが魅力でもあります。
さらに、最後に「追い飯」と呼ばれる白米を丼に入れて、残ったミンチやタレと絡めて食べるのが最大の特徴でもあります。
現在は全国でも多くの「まぜそば」を掲げた店舗がありますが、一般的には上記のようなまぜそばを「台湾ませそば」と呼びその起源となっています。
こちらの動画は「まぜそば」の作り方を紹介してますので、参考にご覧ください。
【お店の味をお家で簡単に!混ぜそばの作り方|How to make Soupless Ramen】
最近では自宅でも簡単に作れるので自炊飯の定番としても人気ですね、比較的材料が安く手に入るものばかりなのでお金がない学生さんの間でも好評です。
自分好みのまぜそばを作るのも楽しいと思いますよ。
三者のカロリーなどを比較
ご紹介してきた3つの麺類のうち、どのジャンルが一番カロリーが高いかといいますと「つけ麺」です。
やはりスープがある分「糖質」や「脂肪分」が他の2つより多く、さらには麺の量も多い店舗がほとんど。そういったところからも、つけ麺のカロリーが高い理由が分かりますね。
油そばとませそばではほとんどカロリーに差はありませんが、ややませそばの方がカロリー高めですね。これは追い飯なども含めた結果としてですが。
一応各ジャンルの平均カロリーはこちら。
・ませそば690kcal
・油そば580kcal
もちろん店舗によっても変わりますので一概にはこの通りと言えませんが、あくまで平均するとつけ麺が一番カロリーの高いジャンルとなっています。
それぞれのおすすめ店を紹介
つけ麺、油そば、ませそばと3つの麺類について見てきましたが、それぞれのおススメ店舗をここではご紹介していきます。
○つけ麺のおすすめ店舗
やはり元祖つけ麺である「大勝軒」は外せませんが、暖簾わけによる味のバラつきもありますのでそこはご了承いただきたい部分ですね。
個人的に現在都心で一番のおすすめは「鈴蘭」です。新宿三丁目にあるところが有名ですね。
ここはラーメン自体が煮干系ラーメンのお店ですが、つけ麺がかなり人気のお店。
特に特製ラー油を加えた「辛つけ麺」は一食の価値あり!つけ麺ファンであればぜひ試してもらいたいお店です。
○油そばのおすすめ店舗
油そばを初めて食べるなら絶対に吉祥寺「ぶぶか」に訪れてみてください。かつての店舗は駅前開発のあおりでビルごとなくなり閉店しましたが、反対側の北口に移転して「ぶぶか」は営業しております。
ここの油そばこそまさに原点にして頂点!とも言える逸品です。筆者も小学生の頃から食べていますが、いまだに初めて食べたときの衝撃を覚えています。
大人になってからも吉祥寺に寄る用事があればなるべく食べに行っていますね。美味しいという事ももちろんありますが、東池袋大勝軒のようにオリジナルがいつかなくなってしまうかもしれないという儚い理由でもあります。
のちのち油そばにハマり、「ぶぶか」に行っておけば良かったと後悔しないようにここではご紹介しておきます!
○まぜそばのおすすめ店舗
まぜそば発祥のお店、名古屋「麺屋はなび」の「台湾まぜそば」はやはり外せませんね。
「麺屋はなび」で修行した店主が高田馬場でオープンした「麺屋こころ」は、その元祖を引き継ぎながらオリジナルの味わいを開発しておりますのでこちらも一食の価値ありです。
「麺屋こころ」は追い飯無料というところも嬉しいポイントのひとつですね。
まとめ
つけ麺、油そば、まぜそばの違いについてご紹介してきましたがどうでしたか?
三者三様の違いがあって面白いですよね。カロリーはつけ麺が高かったようですが、その差も圧倒的に高いというわけではないので気にするほどではないと思います。
もちろん食べすぎには注意ですけどね!
各ジャンルのおすすめ店舗をご紹介しましたが、どのジャンルもやはり元祖のお店は強いです。そしてそういった名店ほど時代の流れや店主の年齢からやむなく閉店してしまうところもありますので、早めに行っておくのがいいと思いますよ。
これらを参考にしてもらいながら、美味しいお店とめぐり合って頂ければ幸いです!
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