こんにちは、ライターのCocoです。
みなさんお米は好きですか?
わたしは大好きです!日本人といえば米、と言えるほど毎日の食卓に出てくる食べ物ではないでしょうか。
ふっくら炊き上がったご飯を食べるととても幸せな気持ちになれます。
そんな大切なお米に虫が発生することがあるそうです。
聞いたことはありましたが、わたしの家では実際に発生したことはまだありません。
もし実際に起きたら、きっととても衝撃を受けます。ゾッとして呆然とするか、大声で叫んでしまうかもしれません。
防げるものなら防ぎたいですよね。
それに万が一発生してしまった場合、そのお米は食べられるのでしょうか。
そのあたりについて詳しく調べてみたいと思います!
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目次
虫が発生した米は食べられるの?
お米に虫が発生した場合、一番気になるのは食べても大丈夫かどうか、ということですよね。
お米の中に虫を見つけたら、ついつい捨てたくなってしまうのが心理ではないでしょうか。よほどの虫好きじゃない限り、気持ちがいいものではありません。
でもお米を捨てるのはとってももったいない、そんなジレンマに悩まされてしまいます。ではこのお米は食べられるのでしょうか。
結論を言うと、食べられます!
虫が発生してしまったとしても、そのお米は食べられるのです。
お米に発生する虫は病原体を持っているわけでも、毒をもっているわけでもないので食べても人体に全く影響はありません。
だからといって、虫がついたお米をそのまま食べるなんて論外ですよね。
ではどのようにすれば食べられるのでしょうか。
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米に発生した虫を駆除するには?
当然のことですが、いくら安全でも害虫は駆除してから食べたいものです。
駆除するにはどのような方法があるのでしょう。
まずはザルを用意して虫を取り除くのが一番簡単な方法です。
目が粗めで、お米の粒はザルに残るくらいのものがちょうどよいです。
次に、お米につく虫には光を嫌いなものが多いです。
この習性を利用して駆除します。
新聞紙などにお米を広げて、天気の良い日に日干しすると虫はどこかに行ってしまうので、米びつなどにたくさんお米を入れていて、そこに虫がついてしまった場合などは有効的な駆除方法です。
こちらの動画を参考にしてみてください。
【米に虫発生!!】
最後に、駆除しきれていない可能性もあるので、よく水洗いをします。
しっかり研いで多めの水に浸します。
すると、綺麗なお米はそのまま沈みますし、虫や浸食されたお米は浮いてくるので洗い流すことができます。
さらに、虫が発生してしまった米びつや容器には、卵や糞が残っていることがありますので、綺麗に水洗いしてしっかり乾かすことで再発を防げます。
米に虫が発生するのを防ぐ方法
お米に発生する虫には、もともとお米に卵を産み付ける虫と、あとからお米に寄ってくる虫の2種類がいます。
密閉容器に入れていたのに虫が出たという場合は、お米に卵がすでに入っていて、買ってきたときは気づかずに、保管している間に孵化してしまったと考えらえます。
あとから寄ってくる虫の場合は、袋を破って入ったり、わずかな隙間から侵入のチャンスを狙っているので、密閉していない場合にはどこからともなく入り込んでしまったりすることが多いようです。
では虫の発生を防ぐにはどのようなものがあるのでしょう。
● 大量に買わない。1カ月で食べきれるくらいの量を買う。
家庭では長期保存は避けたいものです。
夏場は高温多湿になるため、できれば2週間位で食べきれる量であればさらに良いです。
● 密閉の容器に入れる。
外部からの侵入を防ぐことができるので、密閉の容器はおすすめです。
また万が一発生してしまったとしても、そこだけにとどまらせることができるので二次被害を防ぐことができます。
空になったペットボトルをよく洗ってしっかり乾かしたものなどもおすすめです。
● 冷蔵庫で保存する。
台所はお料理をするので火を使うことが多く、温かくなりやすいですよね。
虫は暖かい所が大好きです。
20℃を超えると虫の好む温度になり、25℃を超えるととても活発に活動します。
また15℃以下では活動はほぼできなくなり、増殖を抑えることができるそうです。
ですので、買ってきたら袋から密閉容器に入れ替えて、冷蔵庫で保存すると虫を防ぐことができます。
● 虫よけを使用する。
お米の防虫には、唐辛子が効く、ニンニクが効くとも言われていますが、確実ではありません。入れていてもわいてしまうことがあります。
また1種類では効く虫と効かない虫がいるので、効かない虫のほうがわいてしまったりもします。
その点においては市販の防虫剤のほうがいくつかの成分が入っていて、匂いもつきにくいのでいいかもしれませんね。
● 一度容器をよく洗って乾燥させる。
これは万が一、前のお米に卵などがついていた場合、新しいお米に繁殖してしまうのを防ぐためです。
米に発生する虫の正体は?
お米に発生する虫はいくつかいますが、最も代表的なものは次の2つです。
● コクゾウムシ
コクゾウ虫は、お米の中に産卵する虫です。幼虫は米粒の中で成長し、成虫になるとお米から出てきて、また卵を産みます。
成虫になるまでは1カ月くらいかかるので、買ってきたお米に卵がついていたり、米粒の中に幼虫がいても、見た目では気づかないこともあります。
成虫はお米だけでなく麦やトウモロコシなど、穀類にも発生します。
● メイガ
メイガは蛾の一種です。さなぎは噛む力が強く、お米の袋などを食い破って外部から入ってくることがあります。
この虫は白い糸を出してさなぎになるのですが、そのときの糸がお米同士をくっつけます。
米粒がいくつかくっついて、かたまりになっている場合は、メイガが発生している可能性が高いです。
メイガはお米や穀物、小麦粉などはもちろんのこと、油分の多い食品を好むので、クッキーやドライフルーツ、インスタントラーメンについてしまうこともあります。
ちなみに一般的には、虫は玄米のほうが白米よりも好みます。これは玄米のほうがヌカの部分に比較的栄養が多いためです。
ですがコクゾウムシは白米の中に産卵するのが特徴であるように、白米を好みます。
一概にどちらとは言い難いですが、コクゾウムシは白米、その他の虫は玄米にわきやすい傾向があるようです。
まとめ
今回はお米に虫がついたときの対処法と、虫の発生を防ぐ方法をご紹介しました。
できればまずは、発生させたくないですよね。
ポイントはとても簡単です。
● お米は長期保存しない
● 高温多湿をさける
● 密閉する
虫は高温多湿を好むので、それらの条件を満たさないようにすることがとても大切です。
この3点に注意すれば、虫の発生をずいぶんと抑えられますし、また発生してしまっても被害を最小限にとどめられます。
万が一ついてしまった場合でも、虫を取り除いて綺麗に洗うことで、食べることはできます。
とは言っても個人的には、そのお米はあまり食べる気にはなれません。
わたしは虫が本当に苦手で受け付けないので、とてももったいないですが、もし実際自分の身に起きたら捨ててしまうかもしれません。
そんなことになってしまわないように、普段からお米の保管にはしっかり気を付けていきたいと思いました。
害虫を好む人なんていないですよね。
大切なお米に虫がつくのは防ぎたいものです。
ぜひ参考にしてもらって、最後まで気持ちよく、おいしくお米を食べきってください!
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