こんにちは!ライターのmarieです。
あなたは、ラジオ体操にどんなイメージをお持ちですか?「子どものころ夏休みにやった体操」というイメージの方も多いと思います。わたしもそんなイメージで、小学生のとき以来やったことはありませんでした。
でもラジオ体操って、とっても健康に良い体操なんです。第一、第二を続けてやっても6分ぐらいですが、その効果は絶大です。調べれば調べるほど、「こんな効果もあるんだ!」と驚きの連続でした。
今回はその効果について、また、ラジオ体操をやる時間帯や注意点などもご紹介いたします。時間も短く続けやすい体操なので、あなたがもし「ラジオ体操やってみようかな?」と迷っているなら、この記事を参考にしてみてくださいね。
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目次
ラジオ体操の効果
早速、ラジオ体操の効果をいくつかご紹介いたします。
●ダイエット
子どものころの記憶しかなかったので、そこまでハードな体操だとは思っていませんでした。でも、ちゃんと正しく行うと「速いペースで行うウォーキング」と同じくらいのカロリーを消費します。第一、第二合わせて25~30キロカロリーほど。
また、痩せるだけじゃなく、体のラインも整えてくれます。これは、体の軸を整える体操がラジオ体操にあるからです。程よく鍛えられるので、女性らしい体のラインを残したまま痩せることも可能ですよ。
●腰痛や肩こりの改善
ラジオ体操には、ストレッチのような動きもたくさんありますよね。腕を回したり伸ばしたり、腰を反ったり。それらの動きをすると、筋肉の緊張がほぐれて柔軟性が高まります。続けることで、徐々に腰痛や肩こりが楽になっていくのを実感できますよ。
●むくみ・冷え・便秘を解消
女性に多い悩みのむくみ・冷え・便秘も、ラジオ体操で解消することができます。ラジオ体操では全身を動かすので、全身の血行が良くなります。血行が良くなると老廃物が排出され、むくみを解消できます。
また、体の末端にまで血液が巡るので、指先の冷えなども解消されます。お腹をひねる動きもあるので、便秘解消にも効果的です。
●骨が鍛えられ、姿勢も良くなる
「ラジオ体操で骨?」と最初は驚きましたが、これも全身をまんべんなく動かすラジオ体操ならではの効果です。
全身を動かすことで、加齢や普段の生活から起こる体のゆがみが改善されます。ゆがみが取れると骨の成長や活性化が促され、骨密度の低下を予防できたり骨を回復させたりすることができます。
さらに、骨だけでなく、骨の周りの骨格筋という筋肉も鍛えられます。背骨がピンと矯正され、姿勢も良くなりますよ。
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ラジオ体操をやるときの理想の時間帯は?回数は多いほうが良い?
ラジオ体操の効果を充分に得るには、理想の時間帯や回数があります。朝・夕方・夜によって、得られる効果に少し違いがありますので、あなたの目的に合わせてやってみてくださいね。
朝…体内時計が整えられ、朝から活発に活動できる。便秘解消。代謝アップ。
夕…1日の中で一番体温が高い16~18時に行うと、脂肪燃焼に効果的。
夜…ストレッチ効果があるので、疲れが取れる。リラックスできる。
回数は、1日3回が理想的だと言われています。でも1日何回やるかより、毎日続けることの方が大切なので、あなたの生活に合わせて実践してみてください。1日1回でも充分効果はありますよ。
ラジオ体操をやるときのポイントと注意点
次にラジオ体操をやるときのポイントと注意点をご紹介いたします。
あなたはラジオ体操を「正しく」やったことはありますか?わたしはありませんでした。なので今回、この機会にやってみたんです。結果、とっても疲れました!久しぶりにやったからかもしれませんが、思っていた以上に全身を使いました。
こちらの動画で正しい動きを学べます。
【ラジオ体操第一・実演】
意識して真似してやってみると、かなり辛いです!ラジオ体操という名前ですが、正しい動きを覚えるまではテレビやパソコンで動画を見ながらやるのがオススメです。
ですが、正しい動きを意識し過ぎて、体を痛めてしまわないよう注意してください。わたしも久しぶりにラジオ体操をやるということで気合いが入り、変な所に力を入れすぎて腕を痛めてしまいました。
慣れるまでは、80%ぐらいの力でやってみてくださいね。また、「今どこの筋肉を使っているのか」「どこを伸ばしているのか」などを意識することも、ケガの防止に繋がります。
そして、ラジオ体操には第一と第二がありますが、それぞれに特徴があります。
第一は、どの世代の方にも無理なくやってもらえるような作りになっています。全身の筋肉を動かす運動がメインです。
それに対し第二は、テンポが少し速く、全身の筋肉を強化する運動も盛り込まれています。
わたしのように久しぶりにやる方は、まず第一の体操を続けて体を慣れさせてから、第二の体操をやるのが良いと感じました。
ラジオ体操の歴史。誰が作ったの?
日本のラジオ体操は、実はアメリカの生命保険会社が健康増進のために考えたラジオ体操番組が基となっています。今で言う「かんぽ生命」の簡易保険局監督課長だった猪熊貞治さんという方が、1923年保険事業の調査で渡米したときに、そのラジオ体操番組の企画を知ったのがきっかけです。
その後、文部省で体育課長や体育研究所技師の方々が検討を重ねて、1928年10月29日に東京中央放送局で放送を始めました。
戦後、そのラジオ体操は中止になりましたが、翌年には新しく作られました。新しく作られたラジオ体操は第一から第三までありましたが、第三が複雑で覚えにくいという理由で、短期間で放送が終了してしまいました。
今のラジオ体操は、実は3代目なのです。1951年に第一が、翌年に第二が作られました。
第一は「老若男女問わず、誰でもできる体操」、第二は「働き盛りの人が職場で行う体操」として作られ、どちらも13種類の運動で構成されています。
まとめ
ラジオ体操の効果
・ダイエット
・腰痛や肩こりの改善
・むくみ、冷え、便秘の解消
・骨を鍛え、姿勢を正す
ラジオ体操を行う理想の時間帯と回数
・代謝をアップし、1日を活動的に過ごすなら朝
・脂肪燃焼効果が最もあるのは、体温が高い16~18時
・ストレッチ効果があり疲れが取れ、リラックスできるのは夜
・1日3回が理想ですが、1回でも充分効果あり
ラジオ体操をやるときのポイントと注意点
・正しい動きを覚えるまでは動画を見てやる
・体が慣れるまでは、力を入れ過ぎないよう気を付ける
・どこを伸ばしているかなどを意識してやる
ラジオ体操の歴史
・アメリカの保険会社が健康増進のために作った体操が基
・今で言う「かんぽ生命」の猪熊貞治さんが、保険事業の調査で渡米したときにその体操を知る
・戦前、戦後にそれぞれ作られ、現在のラジオ体操は3代目
いつの時代も、「みんなができるように」「みんなの健康のため」を考えて作られてきたんですね。いろんな効果がある理由がよく分かりました。自分の体力と生活に合わせて、これから続けてみようと思います。あなたもぜひ、無理のない範囲で始めてみてくださいね。
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