こんにちは!ライターのYokoです!
家電量販店に行くと、様々な炊飯器が並んでいますが、今は内釜が土鍋になっているものが人気のようですね。
私自身、土鍋でご飯を炊くようになって5年近くになります。
ふっくらもちもちとしたご飯の美味しさを一度味わってしまうと、もう炊飯器に戻ろうとは思いません。
内釜が土鍋の炊飯器でもいいのですが、本当の土鍋のほうが安いし、短時間で炊けるので、炊き方を覚えておいて損はないですよ!
今回は、土鍋で米を炊く方法と、炊く際の注意点についてご紹介致します!
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目次
土鍋で米を炊く方法
土鍋には、炊飯専用のものと、鍋料理に使う普通の土鍋がありますが、炊飯専用の場合は説明書に従って下さい。今回は普通の土鍋で炊く方法を紹介致します。
※新品の土鍋を使う前には、ひび割れを防ぐための『目止め』という処理をしなければなりませんが、それについては後述しますので、まず基本的な炊き方から見て行きましょう。
①土鍋のサイズに合った米を準備する
土鍋で米を炊くときは、なるべく吹きこぼれないほうが美味しく炊けますので、お米と水を入れて土鍋の容量の半分~7割程度になるのが望ましいです。
水加減は炊飯器のときより少し多めになり、だいたい米の量の1.3~1.5倍ですので、慣れないうちは少な目に炊いた方が吹きこぼれて失敗することもありません。
6号サイズ(口径18センチ前後)なら1合以下、7号サイズ(口径21センチ前後)なら2合以下という感じです。
慣れてくれば、米の量や水加減が多少アバウトでも美味しく炊けるようになりますよ。
②米を洗って浸水する
いつも通り米を研いで、水に浸けておきましょう。夏場なら30分、冬場なら1時間ほど浸けるのが望ましいですが、急いでいるときは半分の時間でも大丈夫です。
ただし、浸けるときは土鍋の中ではなく、ボウルなど、他の容器で浸けておくようにしましょう。土鍋に水を入れて長く置いておくと、ひび割れやすくなってしまうからです。
③米を土鍋に移す
浸水した米を一度ざるにあげてしっかりと水を切り、土鍋に移します。
水加減は1合なら230ml前後、2合なら450前後が目安です。何回か炊くうちに、自分の好みの水加減が分かってくると思います。
④土鍋を中火にかける
土鍋で米を炊く場合の火加減は、始めから中火です。土鍋はじっくり時間をかけて熱が伝わるのが特徴ですから、強火にかける必要はありません。
⑤沸騰したら弱火にする
米の量や土鍋にもよりますが、だいたい8分~10分で沸騰してくると思いますので、弱火にしてさらに10分程度炊きます。
慣れてくると音で沸騰しているのが分かりますが、始めのうちは蓋を取って確認しても大丈夫です。
⑥最後に中火で仕上げる
弱火で10分たったら、蓋をとって水が残っていないか確認します。ごはんの表面に水が残っていたり、大きな泡がたっているようなら、蓋をしてもう1~2分火にかけて下さい。
表面に水がなく、プツプツと音がしていたら、蓋をして火加減を中火にして仕上げます。時間にして10秒程度。おこげをつけたいなら少し長めにすると良いでしょう。
⑦火を消して蒸らす
火を止めたら、そのまま10分程度置いておきましょう。余熱で蒸らされ、ふっくらと仕上がります!
⑧蓋を開けて水分を飛ばす。
最後に蓋を開けて、しゃもじで全体を切るように混ぜ、ごはんの表面についた水分を飛ばして出来上がりです!
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土鍋炊飯の注意点
土鍋は割れ物ですので、使うときにいくつか注意しなければならないことがあります。
・新品の土鍋を使うときは、まず『目止め』をする
土鍋は土でできている特性上、小さな穴が無数にあります。この穴を塞がずに使ってしまうと、匂いがしみこんだり、汚れを吸って割れる原因になってしまうのです。
この穴をでんぷんの膜で塞ぐのが『目止め』という大事な作業。
目止めの方法はとっても簡単です。次の動画を参考にして下さい。
【土鍋の目止め方法】
動画の場合は、小麦粉を使っていますが、ごはんを使っても出来ます。ちなみに炊いていない米は、でんぷんの膜が張るまでに時間がかかるのでNGです。
土鍋に8分目くらいまで水を入れて、ごはんを水の量の5分の1程度入れたら、あとは小麦粉のときと同様、蓋をせずに弱火でじっくり温めます。沸騰したら火を止めて完全に冷まし、水洗いをして充分に乾かします。
土鍋を長く使うためにも、この作業は必ずやっておきましょう。
・土鍋の外側が濡れている状態で火にかけない
土鍋の外側が濡れている状態で火にかけてしまうと、土鍋の気孔に入った水分の方が先に沸騰してしまい、膨張して割れる原因となることがあります。
米を炊くときは、しっかりと乾いている状態の土鍋に、浸水した米と水を入れて火にかけるようにしましょう。
・いきなり強火にかけない
土鍋はじっくりと火が伝わるのが特徴ですが、いきなり強火にかけてしまうと、土鍋の気孔に入っている空気が先に膨張して、これもまた割れる原因となってしまいます。
火にかけるときは、必ず中火か弱火に加減しましょう。
まとめ
今回は、土鍋で米を炊く方法や、炊くときの注意点についてご紹介致しました。
土鍋を使うときの注意点はいくつかありますが、炊き方そのものは特に難しいことはなく、土鍋の大きさに合った米の量で炊くことと、水加減を多めにすること、火加減は始めから中火で、ということだけ注意すれば、失敗はほとんどありません。
炊飯器で炊いたご飯と比べて、見るからにふっくらとした炊き上がりと、食べたときの美味しさに、きっと虜になると思います。
是非、この機会に土鍋炊飯を試してみて下さいね!
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