こんにちは、ライターのmarieです。
一人暮らしをしていると、食材をうまく使い切れず、余らせて腐らせてしまうことありませんか?
わたしは経験あります。野菜もお肉も、1つずつ買うよりまとめて買った方がお得なことが多いんですよね。だからついつい大容量パックを買ってしまいますが、食べるのは自分ひとり。
気が付いたら傷んでいることが何回もありました。
その対策として今は、冷凍保存するようにしています。
特にお肉はメインの料理として夕食に使うことも多いので、たくさんまとめ買いして冷凍保存しています。
でも冷凍肉は解凍方法を間違えると、旨みを損なったり食中毒の原因になったりします。冷凍肉を美味しく食べるためにはいくつかのポイントがあるのです。
今回は、冷凍肉の正しい解凍方法をご紹介いたします。
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目次
冷凍肉を美味しく食べられる解凍方法
冷凍肉を美味しく食べるためには、まず上手な冷凍方法が大切です。
お肉は、空気中の酸素に触れ続けていると脂肪がどんどん酸化していきます。そのせいで変色したり、風味が落ちやすくなったりします。
そのような冷凍焼けを防ぐために、しっかりと密閉して空気に触れさせないようにすることが大切なのです。
【上手な冷凍方法】
・その上からアルミで包む。またはジップ付きのフリーザーバッグに入れる。
このとき可能な限り空気を抜くのがポイントです。
解凍するときは自然解凍すると美味しく食べられます。
やり方は簡単!冷凍肉を冷蔵庫に移動させるだけです。
移動させるタイミングは冷凍肉の大きさによって変わってきます。
大きなかたまり肉は解凍させるのに約12時間もかかってしまいます。夕食に使いたいときは前の日の夜から冷蔵庫に移動しておきましょう。
しゃぶしゃぶ用やすき焼き用のうす切り肉は、出勤前など当日の朝に冷蔵庫に移動させても間に合いますよ。
時間はかかりますが、冷蔵庫でゆっくり、じっくりと解凍するのが美味しく食べるためのポイントです。
時間をかけることで、旨みである肉汁をほとんど逃がさずに解凍することができます。
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冷凍肉を早く解凍する方法
次に、冷凍肉を早く解凍する方法をご紹介いたします。
【電子レンジを使う】
時短の味方、電子レンジ。
電子レンジには、解凍機能が付いているものもあります。その機能を上手に使いましょう。
・カチカチに凍ったまま電子レンジに入れる
電子レンジは、食材の水分子を振動させて熱を発生させ加熱します。そのため表面だけが溶け始めて水分がついた状態だと、電子レンジがその水分に反応し解凍ムラを起こす原因になってしまいます。
それを防ぐために、冷凍肉は冷凍庫から出してすぐのものを電子レンジに入れましょう。
・「全解凍ボタン」「半解凍ボタン」を使い分ける
冷凍肉の量や、そのあとどのように調理するかによって、おすすめの解凍方法は変わってきます。
半解凍…加熱済みの冷凍肉、少量の冷凍肉など
半解凍機能を使うと、完全に解凍はされず中心部だけ凍っているような状態になります。解凍したあと包丁を入れたい場合も、半解凍だとサクっと切れるので調理がしやすくなりますよ。
【アルミ製の鍋を使う】
アルミは熱が伝わりやすいので、2つのアルミ製の鍋で冷凍肉を挟んで置いておくだけで簡単に早く解凍することができます。
【【裏技】冷凍の肉や魚を10分で解凍する方法】
こちらの動画では、鍋で解凍したものと、皿に置いて解凍したものの比較を見ることができます。意外なものを使って、たった10分でここまで違いが出るとは驚きでした。
室温での自然解凍について
先ほど一番美味しく食べられる解凍方法として、自然解凍をご紹介いたしました。
放置しておくだけの簡単な方法ですが、注意点もあります。
自然解凍と言われると冷凍庫から出して、室温で解凍すればいいのかな?と思ってしまうかもしれません。わたしも初めはそう思っていました。
ですが、冷凍肉を室温で自然解凍することはとても危険なことです。
室温で解凍すると表面の温度だけ上がっていきます。バランスよく解凍できないうえに、溶け始めた表面は細菌が繁殖しやすくなっています。食中毒の危険が高まるので、冷凍肉を室温で解凍することは避けた方がいいでしょう。
自然解凍には、やっぱり冷蔵庫がおすすめ。
冷凍肉を冷蔵庫に移動させ解凍できたら、調理する30分前ぐらいに冷蔵庫から出します。調理直前に室温に戻しておくと、より品質を保ったまま調理でき、細菌の心配もありません。
解凍した肉を再び冷凍するのはOK?
「冷凍肉を解凍したけど、やっぱり今日使うのはやめよう」
そういうときもあると思います。
そのとき再び冷凍できたらいいですよね。でも味が落ちたりしないか、衛生面は大丈夫なのか、いろいろと気になることはあります。
冷凍と解凍を繰り返すと、温度が変化することによって細菌が増え、食中毒を引き起こす原因になります。
また、解凍すると少なからずドリップと呼ばれる液体が流れ出ます。この液体は旨みのもとなので、解凍すればするほど味は落ちていきます。したがって解凍した肉を再び冷凍することはおすすめできません。
ただし、冷蔵庫で解凍したお肉は再び冷凍することも可能です。
冷蔵庫内は温度も低く一定に保たれているので、細菌の繁殖も抑えられます。ドリップもほとんど出ないので、旨みを損なう心配もありません。
まとめ
冷凍肉を美味しく食べるための解凍方法は
・冷凍するときは、空気に触れないようにしっかりとラップなどで包む
・解凍するときは、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍
早く解凍する方法は
・電子レンジの解凍機能を使う
・アルミ製の鍋で冷凍肉を挟む
自然解凍するときは、室温で解凍しないように注意しましょう。旨みを逃すだけでなく、細菌が繁殖して食中毒の原因にもなります。
冷蔵庫で解凍し、調理する直前に室温に戻すことが、美味しく食べられるポイントです。
再び冷凍するときも、冷蔵庫で解凍したもの以外は避けた方がいいです。
一人暮らしだと食材をきれいに使い切ることは、なかなか難しいですよね。まとめ買いもお得ですが、ムダにしてしまうと結局損をしてしまいます。一人暮らしの家計にとって、大きなダメージになることもあります。
冷凍保存は効果的な節約方法です。今回ご紹介した、正しい冷凍方法・正しい解凍方法をぜひ実践してみてくださいね。
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