こんにちは。ライターのネコにゃんです。
鍋は体が温まるし、準備も楽だし、主婦にとっては欠かせない一品です。
我が家の定番は水炊きですが、どんな鍋にしても欠かせないのが、マロニーなんです。
息子がマロニー大好き。そして旦那も大好き。いつも二人で取り合っています(子どもかっ!)
いつも大袋のマロニーをストックしているのですが、先日切らしてしまい急遽代わりに春雨を入れたのですが、二人に「なんか違う」と言われてしまいました・・・
マロニーと春雨、見た目は似ているけど、やっぱり違うのかしら? 両方チュルっとした食感は似てるけど・・・
そういえば、すき焼きには“しらたき”を入れるし、スーパーでは“鍋用のくずきり”を見た事があるし、一体なにが違うのか、気になったので調べてみました。
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目次
マロニーと春雨はどう違うの?
マロニーと春雨の違いを調べてみると、私と同じように不思議に思っている人が沢山いることが分かりました。
なぜなら、マロニー株式会社のQ&Aコーナーに載っているのですから!
参考サイト
それによると、この二つは原材料が異なるようです。
マロニー:ジャガイモでんぷんにコーンスターチを配合したものが主原料
春雨:サツマイモでんぷんや「もやし」の原料である「緑豆」が主原料
なるほど、両方とも「でんぷん」が主原料ではあるけど、ジャガイモとサツマイモの違いがあるのですね。そして、マロニーは独自の製法によって煮崩れしにくく、味付きがよいように作られているそうです。
そもそもマロニーは、創業者である故吉村義宗氏の「煮崩れしにくい春雨を作りたい!」という熱い思いから誕生した商品なので、春雨を改良した商品と言えます。
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栄養価の違いは?
では、よく似たマロニーと春雨ですが、栄養価の違いはどうでしょうか?
マロニーの栄養成分は乾燥マロニー100g当たりで、
脂質0.2g、
炭水化物86.8g、
ナトリウム35.3mg
カロリーは350kcal
茹でた場合、マロニーは約4倍に膨らみ、100g当たりのカロリーは約80kcalになります。
一方春雨は、商品によって原材料が異なります。
国内で製造されているものは、ジャガイモやサツマイモのデンプンを使用したものが多く、中国・韓国で製造されたものは、緑豆を原料としています。
私たちがスーパーでよく見かけるのは、国産のものが多いので、ここでは国産の乾燥春雨100g当たりの栄養成分を見てみましょう。
脂質0.2g、
炭水化物85g、
ナトリウム13mg
カロリーは342kcal
春雨を茹でた場合、約4倍に膨らみ、100g当たりのカロリーは約80kalになります。
マロニーも春雨も、デンプンを主成分としているので、炭水化物やカロリーが意外と多いですね。
それぞれの数値に若干の違いはありますが、大差はないので、栄養価についてはほとんど同じと考えてよいでしょう。
共にビタミン類は含まないので、栄養のバランスを考えた場合、ビタミンが多いものと一緒に調理するのがおすすめです。
消化が良いのはどっち?
風邪をひいた時や、胃腸が弱っている時など、「消化によい食べ物」をお医者さんから勧められますが、消化によい食べ物とは何でしょうか?
それは、
① 食物繊維や脂肪分が少ない
② 火が通っていてやわらかく温かい
③ 油や香辛料が控えめ
だと思います。
マロニー100g当たりの栄養価は
脂質0.2g
食物繊維2.3g
春雨の100g当たりの栄養価は
脂質0.2g
食物繊維1.5g
共に食物繊維や脂肪分が少ない食品ですので①はクリアしています。
また食物繊維は若干マロニーの方が多いようですが、わずかな差ですので、二つは同じくらい消化によい食べ物と考えてよいでしょう。
②③については、調理法によるところが大きいので、油や香辛料を控え目にした温かいスープにマロニーや春雨を入れて食べる事でクリアできると思います。
マロニーも春雨も、ゆでると4~5倍に膨れるので、消化をより良くするためには「よく煮込むこと」あるいは「しっかりと水に戻すこと」がポイントですね。
ダイエットに向いているのはどっち?
マロニーも春雨も、栄養素を見てみると意外と炭水化物が多いことが分かります。
ですので、糖質制限ダイエットや炭水化物ダイエットには向いていませんね。
では、1食分のカロリーを見てみましょう。
両方とも茹でると約4倍に膨らむので、30gを茹でて120gを一食分とすると、カロリーは約100kcalほどになります。
同じ120gを白米で食べると200kcalですので、お米と比べるとカロリーは抑えられますね。
主食をお米からマロニーに代えて、カロリーを抑えるという点でダイエットには向いています。
また、ダイエットの指標の一つとなるGI値を見てみましょう。
マロニーも春雨もGI値30と、低GI食品です。低GI食品はゆっくりと消化され、腹持ちが良ので「食べすぎを抑える」という点でダイエットに向いている食材と言えます。
ダイエットに関係する数値は、両者に大きな差が見られないので、ダイエットの効果は同じくらいと考えて良いでしょう。
しらたきとの違い
マロニーや春雨はデンプンを主原料としていますが、したらきは違います。
スーパーでも「しらたき」はこんにゃくの隣に置いてあるように、こんにゃくを丸い小穴から熱湯の中に押し出して麺線状に茹で固めたものなのです。
100g当たりのカロリーを比較してみると
マロニー:350kcal
春雨:342kcal
と、しらたきのカロリーは断トツに低く“超低カロリー食材”なのです。
また、マロニー・春雨と異なる点としては、炭水化物を含んでいないので糖質制限ダイエットにも向いている食材です。
また、不溶性食物繊維も多く含まれているので、満腹感が得られやすく、お通じも良くなる効果が期待できます。
ここで、しらたきを使ったダイエットレシピを紹介します。
【ダイエットレシピ】絶品!!夏野菜の白滝パスタの作り方♡【低カロリー&低糖質】
ぜひチャレンジしてみて下さいね!
くずきりとの違い
くずきりも、マロニーや春雨と原材料が異なります。
くずきりとは、葛の根からとれるでんぷんを主原料とした“くず粉”から作られたものです。
風邪をひいたときにのむ「葛湯」も、同じくず粉から出来ています。
くず粉には、身体を温めて血行を良くし、発汗・解熱作用があると言われているので、風邪の時はもちろん、寒い冬のお鍋にはぴったりの食材ですね。
乾燥のくずきりの100g当たりのカロリーは356kcal、糖質は約33.3g含まれています。茹でた場合は膨らむので、100gあたり135kcalとなります。
原材料が異なるとはいえ、“デンプン”から作られている点は同じなのでカロリーや糖質は結構多いです。糖質制限ダイエットには向いていないですね。
ただ、近年は葛の収穫量が減っているため、市販品の多くは、ジャガイモでんぷんで作られているようです。原材料を見て、くず粉以外のものが入っていたら、春雨やマロニーと大差ないと考えていいでしょう。
ビーフンとの違い
ビーフンは、漢字では「米粉」と書くように、うるち米を原料とする、ライスヌードル(米の麺)の一種です。
東南アジアでは小麦の生産量が少なく、米作が中心だったため小麦粉の麺(ミエン)よりも、米粉を使ったライスヌードルを意味する粉(フェン)が日常的に食べられているようです。
最近はアジア料理ブームもあって、ベトナム料理の「フォー」、タイ料理の「パッタイ」、など色々なライスヌードルが身近に食べられていますよね。
米粉を主原料としているのでカロリーは少々高めで、100gあたりのカロリーは377kcal
また、100g当たりの糖質も約79gと高めの食材ですので、糖質ダイエットには向いていません。
ですがGI値は「52」と低いので、腹持ちが良いという点でダイエット効果は期待できます。
まとめ
▼原材料の違い
マロニー:じゃがいもデンプンにコーンスターチを追加
春雨:さつまいもデンプンや緑豆
しらたき:こんにゃくいも
くずきり:くず粉
ビーフン:米粉
▼カロリーの違い(100gあたり)
マロニー:350 kcal(乾燥)、約80kcal(茹でた場合)
春雨:342 kcal(乾燥)、約80kcal(茹でた場合)
しらたき:6 kcal
くずきり:356kcal(乾燥)、135kcal(茹でた場合)
ビーフン:377kcal
マロニーも春雨も、しらたきもくずきりもビーフンも、みーんな食べやすいので子どもも大人も大好きですよね。
美味しいだけでなく、ダイエットにも向いていることが良く分かったので、これからは調理法に気を付けながら食べたいと思います。
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