こんにちは!ライターのYokoです!
一昔前は、ヘルシーなオイルといえば、真っ先にオリーブオイルを思い浮かべるほど、健康食品の代名詞だったオリーブオイル。
最近ではエゴマ油やアマニ油、ココナッツオイルなどが新しいヘルシーオイルとして認知されるようになり、オリーブオイルの地位が揺らいでいるのを感じます。
しかしエゴマ油やアマニ油が加熱に適していないのに対して、オリーブオイルは加熱しても良し、もちろんそのままでも良し、また肌に塗っても良しの万能オイルです。
この機会にオリーブオイルの良さを見直して、あなたの生活にも積極的に取り入れてみませんか?
一口にオリーブオイルと言っても、ピュアオリーブオイル・ファインバージンオリーブオイル・エクストラバージンオリーブオイルなど、種類が色々あります。
今回は、オリーブオイルの中でも一番品質の高い「エクストラバージンオリーブオイル」の効果効能などについて紹介していきたいと思います。
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目次
オリーブオイルは体に良い?
オリーブオイルが体に良いというのは広く知られていますが、他の油と一体何が違うのでしょうか?
まず、オリーブオイルの一番の強みが、「酸化しにくい」ということです。
「酸化」とは物質が酸素と化合することです。金属が酸化するというのは、「錆びる」といいますね。リンゴを切って放っておくと茶色くなるのも酸化です。要するに、酸素に触れて劣化することです。
油も同様に酸素と結びついて酸化します。酸化した油には「過酸化脂質」というものが作られ、これは身体にとって有毒な成分です。動脈硬化の原因となったり、発がん性物質であるとも言われています。
オリーブオイルは数ある植物油の中でも、もっとも酸化に強いと言われています。空気に触れても、また揚げ物のように高温で加熱しても酸化しにくいのです。
また、他の植物油の多くが種子から絞り採られるのに対して、オリーブオイルは実から絞り採られます。種子から採った油はアクや不純物を含むため、食用とするために精製しなければなりません。
その過程で栄養なども取り除かれてしまいます。一方、オリーブオイルの中でも特にエクストラバージンオリーブオイルは、絞り採ったそのままのものを食用とすることができるので、身体に良いとされる微量成分も余すことなく取り入れることができるのです。
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オリーブオイルの効果・効能
では、オリーブオイルの効果効能にはどのようなものがあるでしょうか。今回は様々ある効果の中から、主な5つの効果についてご紹介致します。
1.生活習慣病の予防
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸には、悪玉コレステロールを下げて、善玉コレステロールを増やし、血液をサラサラにする効果があります。それにより、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの予防が期待できます。
2.抗酸化作用で老化防止
ビタミンEやポリフェノールなどが豊富に含まれているため、活性酸素を抑制し、細胞の老化を防ぎます。
3.がん予防
オレイン酸やポリフェノールの持つ抗炎症作用、抗酸化作用により、乳がん・大腸がん・胃がんなどのリスクを下げるというデータがあります。
4.便通の改善・便秘予防
オレイン酸は小腸では消化吸収されにくく、大腸に働きかけ、蠕動運動を促す効果があると言われています。また腸管内の滑りを良くする効果もあるため、毎朝スプーン1~2杯のオリーブオイルを摂取することで、便通の改善や便秘予防に効果があると言われています。
5.美肌効果
直接肌に塗ることで、オレイン酸やポリフェノールの持つ抗炎症作用、抗酸化作用により肌のバリア機能を高めることが期待できます。また、強い日差しで育つオリーブには紫外線から肌を守る効果があると言われています。
注意点
嬉しい効果が期待できるエクストラバージンオリーブオイルですが、どんなものでも良いというわけではありません。
日本国内には粗悪品がたくさん出回っていますので、購入するときには注意が必要です。
6つのポイントを以下にまとめます。
1.遮光性で、なおかつ「びん」に入ったものを選ぶ。
2.オーガニック認証マークのあるものを選ぶ。
3.酸度が0.8%以下のものを選ぶ。酸度は英語表記では「acid」や「acidity」となっている。
4.価格が1mlで3円以下のものは避ける。
5.ラベルに収穫時期・原産国(地域)・オリーブの品種についての記載があるものを選ぶ。
6.コールドプレス製法で作られているものを選ぶ。
せっかく健康のために摂取するのでしたら、偽物ではなく、高くても本物のエクストラバージンオリーブオイルを購入したいですね。
まとめ
今回はエクストラバージンオリーブオイルの効果効能や購入するときの注意点についてご紹介致しました。
・オリーブオイルは数ある植物油の中でも、もっとも酸化に強いオイル。揚げ物のような高温で加熱する調理に使用しても酸化しにくい。
・植物油の多くが種子から絞り採られるのに対して、オリーブオイルは実から絞り採られる。特にエクストラバージンオリーブオイルは絞り採ったそのままのものを食用とすることができるので、豊富な栄養成分がそのまま含まれている。
・オリーブオイルの成分であるオレイン酸や、ポリフェノールなどの、抗炎症作用や抗酸化作用により、生活習慣病の予防・がん予防・老化防止・便通の改善・美肌効果などが期待できる。
・日本国内にはエクストラバージンオリーブオイルの偽物がたくさん出回っている。本物を見分けるためのポイントをチェックして、偽物を購入しないように気を付けよう。
日本国内のエクストラバージンオリーブオイルがほとんど偽物であったとは、ビックリしたのと同時に残念な気持ちになりました。
日本は食品が豊富にありますが、本当に消費者の健康を考えて作られたものはごく僅かなのかもしれないですね。
食に限らず、私たち消費者が商品が本物かどうかを見抜いて、多少高くても、本物を提供してくれる生産者を応援していけるといいですね。
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