こんにちは、ライターのnaraoです。
あなたはなぜここを訪問されましたか?
健康診断で糖尿病予備軍と言われてしまった
家族や友人が糖尿病になった
食べるのが好きなので糖尿病になるのではないかと心配になった
それは気になりますよね。。
実は日本の糖尿病人口はすでに1000万人を超えており、あなたのご家族でなくとも職場の同僚やそのご家族が闘病されていてもおかしくない身近な病気です。
実は私にも糖尿病の家族がおり幸い血糖コントロールが上手くいってますが、調べれば調べるほど糖尿病を軽く見ると危険だと言うことがわかりました。
ここでは可能な限りシンプルに「糖尿病の原因と予防」についてご説明いたします。
糖尿病を知ろうと思われた、今この機会を、あなたの糖尿病予防元年としていただけたら嬉しいです。
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目次
スイーツ好きは糖尿病になる? まずは原因を知りましょう!
いいえ、毎日甘い物を食べたからと言って糖尿病になるわけではありません。
糖尿病はインスリンというホルモンが十分に働かないことで血液中の血糖が増える状態が続いてしまう病気です。と言うことは、インスリンさえ働いていればスイーツもビールも我慢する必要はないということになりますね。
でも油断してはいけません。
インスリンが働いてくれていると思って若いころと同じようなペースでお腹いっぱい食べたり、飲んだり、体を動かさないような生活をしていたら、インスリンは働くのを止めてしまいます。そしてそのままにしておくと瞬く間に血糖値が上がり、変だな?とあなたが気づいた時はすでに糖尿病になってしまっていることが多いのです。
こちらの動画では糖尿病とは何かをアニメでわかりやすく説明してくれています↓
【日本糖尿病協会「糖尿病とは?」】
さて、糖尿病は日常の悪しき習慣が招く生活習慣病の一つですが、では悪習慣とはどんなものでしょうか?
それはズバリ「食べすぎ・飲みすぎ・運動不足」です。
そんな当たり前なことか、とガックリされてますか?
でも、その当たり前が守れていないから今も糖尿病人口が増え続けているのです。、
今すぐ、次にご紹介する予防方法を実践していきましょう。
その前に、ひとつお断りさせてください。
糖尿病には大きく分けて「1型糖尿病」と「2型糖尿病」の2種類がありますが、ここでは全糖尿病患者の9割以上と言われる「2型糖尿病」についてご説明いたします。ご了承ください。
「1型糖尿病」
ウイルス感染などが原因でインスリンが分泌されない糖尿病で比較的若い世代の発病が多い。
「2型糖尿病」
両親や兄弟が糖尿病であるという遺伝的な影響と、肥満、過食、高脂肪食、運動不足、ストレス、喫煙などの生活習慣が加わって発症すると言われる。中高年に多いが近年は若年層も増加している。
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今日から実践!糖尿病予防法とは?
先に糖尿病は生活習慣病であるとお話しました。
恐ろしいことに生活習慣病は初期において自覚症状はほとんどありません。
でも、自覚症状がないのにどうやって気づけばいいの?
はい、それは健康診断を受診することで知ることができます。
お勤めであれば毎年会社が手配する健康診断、そうでない方でもお住まいの自治体が催す健康診断があると思います。必ず年に一度は受診し、必ず検診結果をあなたの目で確認してください。
そうとなったら今すぐ確認してみませんか?
お手元に直近に受けた健康診断の結果をご用意ください。
「血糖(グルコース)」、「HbA1*」の項目があると思います。
もしどちらか1つでも以下の値に該当していれば糖尿病の疑いがあります。
迷わずすぐに病院で確定診断を受けてください。
HbA1c:6.5%以上
*HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は過去1,2ヶ月の血糖値のサマリーで、糖尿病の可能性があるかどうかを判別する数値
かかる病院は内科が該当しますが、糖尿病専門医を受診するとより安心でしょう。
大丈夫でしたか?
でももう一度健診結果を見ていただけますか?
血糖値(空腹時):110mg/dL以上
もしこちらに当てはまっていたら、あなたは糖尿病の境界型グループに入っています。
境界型とは、「今の生活を続けていたら糖尿病になりますよ」という予告を受けた状態なので、今すぐ予防生活を始めなくてはなりません。
とはいえ、生活習慣を変えることは簡単なことではないと思います。
頑張りすぎず、無理のないよう一番下のハードルから始めてみましょう。
【食事で糖尿病予防!】
・洋食より和食を選ぶ
・牛肉より、魚、とり肉料理を選ぶ
・調理方法は揚げ物、炒め物より蒸し物、茹でた物を
・数口食べたらお箸を置くなどしてゆっくり噛んで食べる
・コーヒーはブラックで飲むか人工甘味料を使う
・間食は食べない
我慢できない時は塩分不使用のナッツ類やプレーンヨーグルトを選んで下さい。最近はコンビニでも砂糖不使用、低GIのスイーツを見かけるようになりました。たまのご褒美にはいいかもしれませんね。
・アルコールは飲まない
糖質オフや糖質ゼロのビールでもカロリーはありますので要注意です。
【運動で糖尿病予防!】
・いつもの駅の一つ前で降りて歩く
・エレベーターやエスカレーターでなく階段を利用する
・少し遠いトイレを利用する
・外食するなら歩いて行ける店を選ぶ
・会議や打ち合わせを立ったまま行う
そのほか、ストレスや睡眠不足も糖尿病リスクを高めます。ストレスを無くすのは難しいかもしれませんが、あなたがリラックスできる方法をぜひ探してみてください。
知っておきましょう!糖尿病の症状とその怖さ
では、もし糖尿病になってしまったらどんな症状が出るのでしょうか?
・トイレ(尿)の回数が増える
・すぐお腹がすいてよく食べる
・食べているのに体重が減る
・とても疲れやすくなった
・手や足がつったり、しびれたりする
さあ、あなたはこれらの症状で、すぐ「病院に行こう!」と考えますか?
この程度では「ちょっとした不調」程度で片付けるのではないでしょうか。
ここが糖尿病の怖いところなのです。
繰り返しますが、これらの自覚症状が出た時はすでに糖尿病が進行していると考えてください。
そして、治療を受けずに放置していると数年のうちに「糖尿病神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」と言われる3大合併症を発症し、最悪下肢切断、失明、人工透析の可能性も出てきます。
すみません、怖がらせてしまったでしょうか?
しかし糖尿病は重度になると命にかかわる病気であることは事実なのです。
知識を得て、正しく怖がり、正しく予防することを日頃から心がけましょう。
合併症についてさらに詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください
糖尿病情報センター
なんと甘いジュースの飲みすぎで急性高血糖を起こし糖尿病発覚!なんてこともあるんですね。このように合併症には急性のものもあることを覚えておきましょう。
まとめ
・糖尿病はインスリンが十分に働かないことで慢性的に血糖値が高くなる病気
・もっとも多い2型糖尿病は遺伝的なもの、肥満、運動不足などの生活習慣が重なって発症
・予防は「食生活を見直す」「運動習慣を作る」「十分な睡眠」「ストレス解消方法を知る」
・初期は自覚症状がないため必ず定期的に健康診断を受けチェックするとともに、必要以上に喉が渇く、尿量が増えるなどの症状が出たらすぐに病院にかかること
糖尿病がどれだけ身近で、どれだけ怖い病気かお分かりいただけましたか?
しかし、あなたが「糖尿病」を意識したその時から「糖尿病」は怖い病気ではなくなります。
合併症の不安を抱えて薬を飲み続ける人生にならないよう、今日から少しずつ生活を見直してみませんか?
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