学校・勉強・学問

作文と小論文の違いを卒論作成経験者が語る!上手に書くコツを教えます!

投稿日:2017年12月12日 更新日:

学生さんこんにちは!ライターのmakochamです。

毎期末になるとテスト勉強やレポート作成本当に大変ですよね…。お疲れ様です。

レポート作成の中でも小論文を○○字で書いて提出しなさいなんて課題が出ると気分が落ち込む方もいらっしゃると思います。
昔を振り返ってみても小学生の夏休みの宿題の読書感想文等で作文や小論文のような自分で考えて書かなければいけない課題は常にどこかで提出されてきましたよね。

筆者も大学生の頃は文学の勉強に励んでおり、卒業論文では42,000字(400字詰め原稿用紙105枚)というとてつもなく無理難題な課題を突き付けられたことがありました。
そして文章を書くのは学生時代で終わりだろうと思っていましたが、実は社会人になってからも何かと文章を書いたり、自分の意見を文字に表したりする機会は多いのです。

間違いなく断言できますが、自分の考えをしっかり文章に表せる人はどこに行っても強い人間になれます!そしてそのスピードは速ければ速いほど得です。

文章を書くのが苦手で困っている人はぜひこの記事を読んでください!
作文、小論文にまつわるお悩み解決のお手伝いができればと思っております!
そもそも作文と小論文は何か違うのか?うまく短時間で書くコツはないのか?少しでもお役に立てれば幸いです。

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目次

作文と小論文の違いは?

作文と小論文の違いについて「映画」に関する文章と設定して考えてみましょう。

作文は論理の要素はほとんど必要ありません。自分が見たこと、聴いたこと、体験したことについて何を感じたかを書くのが作文です。
映画に関するテーマで考えると、「○○の映画を見てどうだったか」「なぜ○○の映画が好きか」こういったテーマになるでしょう。冒頭で紹介した読書感想文も作文ということになりますね。
書き手が紹介するもの、ことを読み手にいかに伝えるかが大切になってきます。自分が感じた感動や感情をしっかり読み手に伝わるかどうかが良し悪しを決める評価の分かれ目になります。

小論文は名前の通り論文の要素を含んでいることが求められます。
何かのテーマについて自分なりの意見を持ち、そこに根拠となる事象や理由を肉付けし、説得力を持たせるように書かなければなりません。
例えば「映画を見るならどこで見るか」という趣旨の文章を書く場合は、「私は家で見るのが一番だと思います」のように自分の意見の立場を明確にしてから書き始めます。続いて家で見る映画のメリットや、映画館で見るデメリットなどを書いていき、自分がなぜそう考えるか、自分の意見の説得力を増すように書いていきます。映画館で見るのがいいと考えている人が読んだときに、家で映画を見るのもよさそうだなと思ってもらえるように書けた文章が完成度が高いということになります。

以上作文と小論文の違いについて紹介しましたが、まとめると
作文 →いかに自分が感動したかを読み手に共有するために書く文章
小論文→いかに自分の意見が妥当であるかを読み手に説得させるために書く文章
ということができると思います。

それぞれ上手く書くためには求められるテクニックがありますので、
そちらについてもご紹介させていただきます!

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小論文をうまく書くコツ

まずは小論文とはどのような文章かの補足と、書くための基本的な要素がまとめられているこちらの動画をご覧ください。

【小論文】

この動画でも紹介されていましたが、もし大学の課題で小論文が出るとすればあなたが専門に履修している科目に関することが出題されると思います。
説得力のある小論文を書くための大前提は「豊富な知識量」です!
筆者も大学受験をするときに小論文が入試科目にありましたが、新聞を読んだり読書をしたりすることで知識量はある程度確保できていたため、それほど小論文に対する抵抗はありませんでした。

しかし知識量をつけろと言われたところで一朝一夕で身につくものではありませんよね。
簡単に説得力のある文章が書けるようになる方法をお伝えします。

もしあなたの課題が1,000字で小論文を書きなさいだとしたらどのように取り掛かるのがうまくかけるようになる近道でしょうか。

初めから原稿用紙に書き始める方がいたらすぐにやめましょう。
コツはすぐに原稿用紙に書き始めないことです。1,000文字ですと多くても4段落構成です。まずは段落ごとの項目についてメモを作ってから書き始めることを心掛けてください。

意見:自分がどう考えているか簡潔に。本番の文章では100~200字くらいで書きます。
例)私の意見は○○です。私は○○というテーマについて△△という意見を持っています。

理由:意見の根拠となる理由を紹介します。本番の文章では500~600字です。
例)○○についてこのようなデータがあります。だから○○と考えます。

反対派の主張:必要ない場合もありますが、入れるなら100~200字で書きます。
例)たしかに××という意見もありますが、○○が正しいと思います。なぜなら・・

結論:紹介した理由を踏まえて今一度自分の意見を明確にします。200~300字です。
例)以上により私は○○と考えます。

段落ごとのメモを作成することで、

・書いているうちに何が書きたいのかわからなくなってきた
・字数が大幅に足りない、大幅にオーバー
・意見と事実がごちゃごちゃになってしまい読んでいてわかりにくい

このようなお悩みが解決できるようになります。

作文をうまく書くコツ

作文は小論文と比較するとルールの制約は少なくなります。
自分が感じたこと、思ったことを伝えることができるからです。
ただしそのような特徴があるが故、人に読ませる文章に仕立てていくのが難しいです。
感じたことをただ羅列してしまっては結局何を感じたのかわかってもらうのは難しく、読んでもらう文章にはならないですからね。

では作文を上手く書くためにはどのように書くのが良いか考えてみましょう。

作文も小論文と同じように段落メモを活用するといいと思います。
段落毎に何を書けばいいか把握しておくと、書いていくうちにこんがらがってしまうのを防ぐことができます。

作文の場合は

テーマ:何について書くか、何について感想を書くか紹介します。
テーマの深堀:テーマについてより細かく書きます。2段落になっても大丈夫です。
まとめ:深堀したことを踏まえて、最後にまとめを記載します。

作文は小論文とは違い、書き方に制約がない分うまく書けるようになるまで時間がかかるかもしれません。
時事ネタの収集や知識量を豊富にするというよりは、何度も何度もあるテーマについて書くことをおすすめします。
段落メモを活用しながら書いていくうちに少しずつ自分の気持ちを伝えられる作文が書けるようになってくると思います。

まとめ

今回は作文と小論文の違いについて解説させていただきました!

作文と小論文の違いは、それぞれ何をテーマにするか、どのような内容を書くかという違いで区別されていましたね。
小論文のコツは自分の知識量を増やして、結論をしっかりするということでした。
一方作文のコツは何度も書いて自分の気持ちをうまく伝えられるようになるということでした。

それぞれのテクニックについて紹介させていただきましたが、
それ以前に原稿用紙の使い方や、漢字の変換、誤字脱字がないように気を付けましょう!
限られた時間を有効活用する意味でも、文章を作る際には「段落メモ」を活用しながら構成を確認しながら書くことがコツです。
作文、小論文と聞いて、よし任せろ!と思えるくらいの作文マスターになれるようにがんばってくださいね!

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