生活

革製品にカビが生えても諦めちゃダメ!カビの落とし方と予防する方法!

投稿日:2018年9月14日 更新日:

こんにちは!ライターのYokoです!

夏の間しまいこんでいた革のバッグジャケットを、いざ使おうと思い引っ張り出してみたら、白いカビで真っ白に!なんてこと、あなたにも一度は経験がありませんか?

お気に入りのものや高価なブランド品だと本当にショックですよね!もう捨てるしかないのかな、と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!革についたカビは落とすことができるんです。

今回は、お気に入りの革製品にカビが生えてしまったときの対処法や予防法について調べてみました!

 

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目次

革製品のカビはこうやって落とそう

【拭いて落とす】
少量の軽いカビであれば、お家にあるもので対処できます。

1.表面に見えているカビを落とす。

革の表面に白く見えている部分は、植物で例えるなら茎と花の部分です。まずはこれを落としていきましょう。この作業は必ずベランダ等の屋外で行って下さい。部屋で行うとカビの胞子を部屋に撒き散らすことになるからです。そうなるとカビの胞子が再び何かに着床して、カビを生やすことになります。また、吸い込んでしまうことでカビのアレルギーの原因にもなりますので、マスクを着用する方が望ましいです。

まず、着なくなった綿の肌着のような滑らかな布を用意し、水で濡らして固く絞ります。その布で見えるカビを優しく拭き取っていきます。

2.カビの根を絶やす

表面を拭き取っただけでは、革の中にはカビの根が残っている状態です。この根を残したままにしておくと、またカビが生えてきてしまいます。消毒用エタノールや除菌アルコールスプレーなどで拭き取っていきます。

乾いた柔らかい布エタノールをスプレーし、目立たない場所を拭いてみて、変色しないかどうか確認しましょう。問題ないようなら、優しく叩くように拭き取っていきます。ここで注意点として、革に直接スプレーして濡らさないことです。水染みができてしまう事があります。

3.陰干し

全体を拭ききったら、もう一度乾いた布で乾拭きをして、風通しのよい日陰に干しておきましょう。

4.保湿

仕上げに革専用の保湿剤を塗る事が望ましいです。革には適度な油分がないと、ひび割れ等の原因になってしまうのですが、エタノールやアルコールで拭いた後は、もともと革に含まれていた油分がとれてしまっている状態です。革製品専用のものがない場合は、応急処置としてワセリン、馬油などあれば代用できますが、やはり長く使い続けたいものなら、専用のものを使う事をお勧めします。

【革専用洗剤で丸洗いする】
拭いただけでは綺麗にならない、という場合、思い切って丸洗いしてしまう方法もあります。最近では革製品専用の洗剤という便利なものがあります。

【革るん】

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8,000円ほどするので少し高いと感じるかもしれませんが、約6回分の洗濯ができるそうなので、1回の洗濯コストは1,300円程度です。しかも、革を柔らかくする柔軟剤と仕上げのクリームまで付いていますので、大変お得ではないでしょうか。

使い方も簡単。次の動画をご覧下さい。

【バッグのカビを「革るん」で落とす】

いかかですか?これなら気軽に家で洗えそうですよね!動画はバッグですが、革ジャンなどもネットにいれて洗濯機で洗えるそうですよ!

【専門の業者に頼む】

たとえ革専用の洗剤だとしても、高級なブランド品だと、自分で洗うのはやっぱり怖い、と思うかもしれません。そうした場合はやはり業者に頼むのが一番安心です。革専門のクリーニング業者がありますので、革の種類や汚れの状態を説明して、まずは見積もりをとってみましょう。そこであまりにも高い、と感じるようなら、丸洗いを試してみてはいかがでしょうか。

 

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革製品はなぜカビが生えやすいのか

革製品は布やナイロンなどに比べてカビが生えやすいです。なぜなら、革自体がたんぱく質であり、そこに油脂などが含まれているため、素材そのものがカビの栄養になるからです。

また、革は汚れが目立ちにくいせいか、手垢や皮脂が付いたままの状態で特に手入れもせず収納してしまう方がとても多く、さらにカビに栄養を与える原因となっています。

あとは、保管方法の問題です。カビは温度が20℃~30℃、湿度が70%以上になると発生しやすくなりますが、押し入れやクローゼットはもともと通気性が悪く、湿気が溜まりやすい場所です。その上、大切にビニールカバーなどをかけた場合、さらに通気性が悪くなり、カビを生やしてしまうことになるのです。

 

革製品のカビを予防する方法

革製品を保存する上で大切なことは、汚れたままにしない事と、湿気を除くことです。

革製品は色が黒や茶色など、汚れが目立ちにくいのですが、実は手垢や汗、皮脂汚れがたくさん付いています。使い終わったら都度柔らかい布等で乾拭きをすると良いです。また、長期の保管の前には専用のクリーナーでしっかり汚れを落としてあげましょう。

一日着たジャケットやブーツは、湿気を多く含んでいます。汗をかいていないから、と思っていても、人の身体からは常に蒸気が出ているのです。脱いだものはすぐにクローゼットや靴箱にしまわずに、一日風通しのよい場所で陰干しして湿気を取り除きましょう。

また、長期保存するときにビニールカバーをかけたり、畳んで衣装ケースにしまうのはNG

です。保管には通気性のよい不織布のカバーをかけましょう。バッグなどは購入したときに不織布の袋に入っている事が多いので、その袋に入れて保管するのが良いでしょう。できれば、除湿剤も一緒に入れてあげるとよいです。

 

大切な革製品のためのカビ対策グッズ

革製品のカビを取ったり、予防するためのグッズをご紹介します。

【エスケー カビ取り&クリーナー】

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革製品専用のカビ取りクリーナーです。比較的軽いカビに有効です。乾いた布に染み込ませて拭き取ります。クリーニングすると同時にカビの再発予防効果もあります。

 

【ブランドケア においの少ない防カビスプレー MB-1】

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革製品のカビ取り、カビ予防剤です。食品添加物にも使用されている安全成分なので、肌の弱い方やお子さんがいる家庭でも安心して使えます。すでにカビが生えてしまっている製品にも、カビ予防したい場合にも、スプレーして5分ほど置いて拭き取るだけ。1度スプレーしておけば、約2年間も防カビ効果が続きます。

 

【コロニル 防水スプレー ウォーターストップ】

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革専用の防水スプレーです。他の防水スプレーと違う点は、表面を覆ってしまうのではなく、革に浸透するタイプなので、革の呼吸を妨げません。靴、カバン、ジャケットなどオールマイティに使えます。防水はもちろん、汚れもつきにくくなるので、カビも生えにくくなります。

 

まとめ

今回は革製品にカビが生えたときの対処法について調べてみました。

・軽いカビならエタノール等で拭き取る。それでも落ちない場合は革専用洗剤で丸洗いを。自分で対処するのが難しそうな、高級ブランド品は革専門のクリーニング業者に相談してみよう。

・革製品は革という素材そのものがタンパク質で油脂を含むため、カビの栄養となる。その上、手垢や皮脂をそのままにして手入れしないことや、湿度が高く通気性の悪い押し入れやビニールカバーでの保存もカビが生える原因となる。

・革製品をカビから守るには、汚れと湿気を取り除くことが大切。汚れていないように見えても、使い終わったら乾拭きし、通気性の良い場所で陰干しする。長期保管するときは革専用のクリーナーでしっかり汚れを落とし、不織布のカバーをかけて収納しよう。

・革専用のカビ対策グッズを使って、お気に入りの革製品をしっかりケアしよう。

革製品は使う環境や手入れの仕方によって、色合いや風合いが変化することが大きな魅力です。愛情持ってこまめに手入れをしていれば、世界に一つしかないあなただけのアイテムになりますよ!

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